先月観た舞台の一つニコニコひらめき電球

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『蒼空時雨』

脚本:吉谷光太郎
演出:矢本翼子

平野良
古原靖久
水谷妃里
井ノ上奈々
高城元気
金子恭平
平田弥里

テアトルBONBON



ある夜、舞原零央はアパートの前で倒れていた女、譲原紗矢を助ける。

変える場所がないと語る彼女は居候を始め、次第に猜疑心に満ちた零央の心を解いていった。

やがて零央が紗矢に惹かれ始めた頃、彼女は黙していた秘密を語り始める。
その内容に驚く零央だったが、しかし彼にも重大な秘密があって・・・。


これは、まるで雨宿りでもするかのように、誰もが居場所を見つけるための物語。



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↑これ。

第16回電撃小説大賞
「選考委員奨励賞」受賞作
綾崎隼さんデビュー作を舞台化。



久しぶりに恋愛系の舞台だったので
なんだか緊張。笑



私は夫婦の絆を感じた時に涙してしまいました。




舞台上の背景はそれほど変わらないのに
情景がしっかり浮かぶストーリー。

それぞれのキャラクターが口調やしぐさから読み取れるので、それぞれの人物像に入り込みやすい舞台でした。





パントマイムって難しいよねw



おつかれさまでしたニコニコハートハート




小説の方は全六編に分かれ、登場人物一人一人のストーリーがあって、折り重なったエピソードがだんだんと繋がっていくの。


推理小説とかも同じように好きなのは
こーゆうとこひらめき電球


繋がった時のスッキリ感や、小さな繋がりを感じさせる単語などを見つける楽しさ。


舞台では 単なる嫌なやつかと思うことが多かった
双子の姉、夏音。なのですが
読み終わった時には
一番好きなキャラでした。



独特のふてぶてしい話し方をする夏音がどうしてそんな風になったのか。
など知っていくと

なんとゆーか。健気。


夏音の言葉
「人にはそれぞれ、手に入れることの出来る幸せと、思い描くしかない幸せがある。
私は誰かと比べて自分が幸せだとか、誰かと比べて自分が不幸だとか、そういう尺度で自分の立ち位置をはかったことは無い。

だけど、風夏(妹)だけは私と一つの命を分けあった女だから。
彼女が幸せになれたのと同じだけ、私も幸せになれるはずだと、そんな風に信じてみたくて。」



と、そんな彼女にぴったりだと言われた
アガパンサスの花言葉『知的な装い』

が印象的でしたヒヨコヒヨコヒヨコ



お時間ある方、読んでみてほしいです(´ω`)☆