以前も書きましたがAudibleで本を聴いていると、どんどん読みたい本をいつのまにか消化してしまって次に読む本を決めるときに悩むことが度々です。
全部がAudible化している作家もあるかもしれませんが、現代作家のうちには数ヶ月先にAudible化予定というのも多くあります。
それで、気に入った作家の著作を全部読んでやろうとしても、配信予定日まで読めないので仕方なく別の作家の本を選ぶことになります。
そういう感じで、自分にとって聞いたこともない作家や全く馴染みのない作家の作品をたくさん聴きました。
元々古い作家の名前しか知らなかったので、この前書いた知念実希人や有栖川有栖も全く知らない作家でした。
有栖川有栖はAudible化された作品は全部聴きましたが、知念実希人は結構シリーズが多いのでまだ完読には至っていません。しばらく他の作家を楽しんでからまた戻ろうかなという算段です。
そんなわけでちょっと前に中山七里の要介護探偵を読みましたが、香月探偵にあまり魅力を感じなかったため数作品聴いたところで中止しました。
まあ、この作家は他にもたくさんの作品があるので再び選ぶこともあるかのしれません。
阿津川辰海の「紅蓮館の殺人」も高校生探偵に魅力を感じないので、続編を読む気にはなれませんでした。
例えば江戸川乱歩で言えば、別に明智小五郎のように何をやってもすごいと思うような探偵でなくても、「妖虫」の三笠竜介探偵のように落とし穴に落とされたりするような老人探偵でも、面白いと思う作品はありますが、やはり探偵役の言動や思想などは読む気になるかならないか大きく関わってくるところです。
そんな中で今読んでいるのは「アンデッドガール・マーダーファルス」というシリーズです。
非科学的ファンタジーの混じったシリーズで、今までなら読むことがない小説だと思いましたが、シャーロック・ホームズやルパンが出てくるのなら探偵小説愛がある小説だろうと読み始めました。
作者の青崎有吾は自分にとって目新しい作家として「体育館の殺人」を初めて読み、まあまあ読んでみたい作家の一人かなと思っていたので、今回読んでみたわけです。
1冊目の吸血鬼や人造人間が出る話にはホームズとかは出てきませんでしたが、探偵役の生首少女?の推理は中々楽しめました。
途中でアニメになったことも知り、アニメの最初の一話だけ見てみましたがセリフまで原作に忠実なものだとわかりました。
そして小説の第2作目でルパンが登場すると、妖怪、怪物中心の怪奇小説のような第1作目とは全く違う雰囲気の冒険小説のようです。
まだ半分ほど聴いただけで後半は本来の雰囲気に戻るかもしれませんが、少なくとも前半は作者が探偵小説好き読者を楽しませようとし、同時に作者自身もホームズやルパンのパロディを書いて自分が楽しんでいるという感じがします。
西村京太郎の「名探偵が多すぎる」シリーズを思い出しました。
なお、ポワロは著作権の関係か、グリ警部という名前で登場していますが、ポワロという確証は曖昧にしているようです。
