iPhoneの新製品の発表のたびに、毎年取り上げられるのが
iPhoneとAndroidのどっちが優れているかという論争。
私は、これは論争になっていないと思っています。
確かにAndroidは、
・数千円の廉価版から、iPhone並みの高価格帯のものまで幅広い価格帯で選べる
・最高機種では、iPhoneよりも凌駕する性能を誇っている商品も多い
とは思います。
スマートフォンとしてのコストパフォーマンスはAndroidの方に軍配があがるとは思います。
しかし、それは、あくまでもスマートフォンという「単体」の商品として見た場合の話になります。
iPhoneの強みは、「単体」使用にあるのではなく、Mac、iPhone、iPadとの「三位一体」となった連携プレイの活用にあります。
例えば、
・サイドカーという機能を使えば、iPadをMacのサブディスプレイとして使用できる
・GoodNotes5などのノートアプリ等は、Mac版、iOS版、iPadOS版があり、それがシームレスに使える。
・コピー機能を3者間を跨いで使うことができる
・さまざまあるデータの保存先として「iCloud」が加わり、それがアップル製デバイスと有機的に活用できる
これ以外にもたくさんメリットがありますが、とにかく様々な機能が3者間で有機的に繋がっているということです。
スマートフォンがAndroidだと、
・パソコンはWIndows 10や11かMacの選択
・タブレット端末はAndroidタブレットかiPadの選択
になると思います。
タブレット端末は、実質的にiPadの独占状況という現実になるので、パソコンはWindows、スマートフォンはAndroid、タブレットはiPadという三者三様の状況になります。
そうすると、使用するソフトやアプリも三者三様と全くもってバラバラの状況であり、それぞれソフト、アプリを別途購入が必要であり、経費が嵩んでしまいます。
さらにこのソフト、アプリも3者間にあるとは限りません。
もう一つ大事な点が、「フォント」です。
Mac、iPhone、iPadに共通しているのがディスプレイで使用するフォントが「ヒラギノ系」の美しいフォントとなっている点です。
一度これを体験すると、Windowsのディスプレイのフォントは正直見るに耐えなくなってしまいます。
パソコン、スマートフォン、タブレットの3つのデバイスを使用しているのなら、是非とも3つのデバイスとの有機的連携活用の兼ね合いも考慮して論議するべき点ではないかと思います。
単体で使用するかたは今のスタンスで大丈夫だと思いますが、ダブレット端末を「iPad」にしているかたは再考に値するのではと思います。
ちょっと気分を害する意見となっているかもしれません。
この点はご了承のほう、お願いいたします。
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