鹿野町石鍋の田の中にある大岩は「姫岩」と呼び、この岩に座ると崇りがあると恐れられている。
 
 昔、蔵掛山城主吉見氏の姫は、家臣浦見主計に思いを寄せていたが、吉見氏の悪政をにくんでいた主計には受け入れられるはずもなかった。
 
 やがて主計は吉見氏から離れ、村人を集めて撒骨山の砦に蜂起した。姫の父と、思いこがれる主計との間に戦いがはじまったが、女の身ではどうするすべもない。思いあまった姫は、暮夜ひそかに城を逃れ、両軍のほぼ中間にあたる石鍋の田の中にある大岩の上にすわり、戦いの終わるのを祈ることにした。
 
 が、姫の身が無事であろうはずはなかった。朝霧の中に不審の人影をみとめて両軍から放たれた矢は、悲願をこめる姫の胸に命中し、あわれ無惨に絶命したという。
 
11年ぶりです。
山野草のエキからこちらの向かいます。
田んぼの中なので通り過ぎてしまい、記憶をもとに探しました。
姫岩は変わってなかったです。
蔵掛山には登ったことがありますが時間がないので止めました。
 
姫岩
 
蔵掛山
(2024.06.08撮影)
 
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蔵掛山
イメージ 1
 
 撒骨山
イメージ 2
 
イメージ 3
 
イメージ 4
(2013.06.08 撮影)