田万川町江崎の西ノ岬の涌出山西堂寺の地蔵堂は、昔、江崎からずっと奥にある小川の里の鍋山長者の娘が、ふと無常を感じてか江崎の海に入水したことから網を入れさせたところ、石の地蔵尊が引き上げられた。

 

 土地の人々はさては長者の娘とは地蔵菩薩の化身であったかと噂したが、長者はせめても娘の菩提をとむらおうと、湾内に一島を築いて地蔵堂を建立し、供養したものと伝えられている。今につづいて夏の縁日(8月24日)西堂寺の地蔵祭りには、長者の娘の冥福を祈って灯籠流しが行われ、漁師の信仰が篤い。

 

 

 

 

書置きの御朱印がありますよ(^^)/

 

せんべいも買えますよ。美味しいですよ。