小野田市を流れる有帆川にある巨石で、川の流れにしぶきをあげて瀬鳴りをたてている。竜神の化身といわれている。

 

 何度か探すも岩が見つからない。山陽小野田市の担当の方に教えていただきました。

 

<有帆 竜岩(たついわ)>
 江戸時代、現在の有帆川旦橋下流50mほどの場所にあったが、現在は存在しない。江戸時代、有帆で採掘した石炭は、船に乗せて浜五挺唐樋まで下り、そこから方々へ運ばれた。

 長州藩は、一定の量の石炭に対し税金を課した。税金を納めた証しとして荷札(木の札)を受け取り、竜岩まで下って荷札を返す。その納められた税金は、高泊開作で埋め立て工事をする際、農民が工事に駆り出され作物を作れないため、その期間の保証料として支払われた。

( 山陽小野田語り部の会)

 

 

 

 長州藩の開作事業にも貢献していた歴史的にも価値がある岩だったんですね。勉強になりましたよ。

 

関係の皆様、大変お世話になりました。改めてお礼申し上げます。

 

 

 

 

(2024-04-17 撮影)