旭村佐々並の高津部落に、井上三郎丸という豪族が住んでいた。

 

 ある日、三郎丸の猟犬がしきりに裾を引くのでついて行くと、権現山(556.5m)の頂上に十二個の燈明がともっていた。不思議な出来事にうかがいをたててみると、熊野権現社より十二柱の神が飛来されたというのであった。

 

 早速、佐々並、明木 の村々から人が集まり、分祀しようということになったが、何分にもありがたい神様なので互いにゆずらない。ついにクジ引きとなり、結局、飛来地の高津に二柱、佐々並の大下に六柱、明木に四柱を納めることとなり、それぞれ二所神社、六所神社、四所神社と呼ぶことになったという。

 

 2020.08.06以来、2回目の訪問です。大下の六所神社です。

(主祭神)伊弉册尊(いざなみのみこと)

(配祀神)速玉男尊(はやたまのおのみこと)

     事解男尊(こときのかのおのみこと)

     菊理媛神(くくりひめのかみ)

     道反大神(ちがえしのおおかみ)

     泉津守道者神(よもつちもりひとのかみ)

 

参道入口。近くに駐車スペースがありますよ。

 

六所神社の縁起が書かれていると思われますが風雨で字が消えてます。残念(・・;)

山口県神社誌と異なるご祭神が・・・?

 

石段を上がります

 

ひとのぼりで本殿に到着

 

毛利家の家紋がありました。

 

かつての本殿。雰囲気ありますね。

 

(2024.03.29 撮影)