落雷で高校生死亡、愛知・扶桑町 中部各地で大雨

2014/8/7 2:08


 南から暖かく湿った空気が流れ込む一方、上空を寒気が覆った中部地方は6日、大気が不安定な状態となり、各地で大雨や雷に見舞われた。愛知県扶桑町では野球の練習試合中だった高校2年の男子生徒(17)が落雷に遭った。県警犬山署によると、男子生徒は7日未明、死亡した。
 名古屋地方気象台によると、名古屋市守山区で午後4時半までの1時間に約100ミリの記録的な大雨となり、同区内で一部が冠水するなどの被害が出た。愛知県内の河川の水位も一時上昇したことから、県や名古屋市は一時、河川近くのエリアに避難勧告や避難準備情報を出した。
 犬山署によると、私立誠信高校のグラウンドでは野球部の練習試合が午後0時40分ごろ始まった。午後1時ごろに大雨でいったん中断。その後、晴れ間が見え、雷の音が遠くになったことから試合を再開したところ、投手としてマウンドに立っていた男子生徒に突然、雷が落ちたという。
 名古屋地方気象台によると、当時、愛知県全域に雷注意報が発令されていた。

6日、愛知県扶桑町の私立高校で、野球部の練習試合に出ていた17歳の男子生徒が突然倒れ意識不明の重体になっていましたが、7日未明に死亡が確認されました。
警察は落雷を受けたとみて、詳しい状況を調べています。
6日午後1時すぎ、愛知県扶桑町の私立誠信高校で、「野球部の試合中に生徒が落雷を受けた」と警察と消防に通報がありました。
警察によりますと、この生徒は、グラウンドで行われていた野球部の練習試合に投手として出ていた誠信高校の2年生、安藤翔輝さん(17)で、意識不明の重体になり病院で手当てを受けていましたが、7日未明に死亡が確認されました。
練習試合は午後0時40分ごろ始まり、雨で一時中断したあと再開していたということです。
警察は、マウンドにいた安藤さんが落雷を受けたとみて詳しい状況を調べています。
気象台によりますと、愛知県の北部は当時、局地的に発達した雨雲がかかり大気が不安定な状態で、雷注意報が出されていました。