12月の最深積雪、境港市など7地点で過去最高

1月4日(火)19時34分配信
 気象庁は4日、降り続いた雪の重みで係留中の漁船が沈没するなどした鳥取県境港市や同県米子市など、全国7地点で、12月中に最も深く積雪した時の数値(最深積雪)が、同月の観測史上、過去最高を記録したと発表した。

 同庁によると、7地点の最深積雪は、境港市で70センチ(31日)、米子市で76センチ(同)だったほか、鹿児島市で22センチ(同)、長崎市で11センチ(同)、北海道羽幌町で122センチ(28日)、同広尾町で94センチ(26日)、福島県会津若松市で115センチ(同)だった。このうち、米子市では今月1日に89センチを記録し、1年を通じた観測値としても史上最高となった。

 西日本や北日本を中心に記録的な大雪となった原因について、同庁は、偏西風の蛇行が大きくなり、12月下旬頃から上空の強い寒気が次々と流れ込んだため、としている。
 読売新聞 最終更新:1月4日(火)19時34分