この華山の山麓に「貴飯」という所がある。

 この貴飯という地名は、仲哀天皇を華山に葬られて下山された神功皇后が、ここで里人から食を求められたが、その食をたたえて、皇后が「いとも貴き飯あり」といわれたところから名づけられたという。

 また一説には、かつて熊襲征伐に失敗され、そのあげくの果てに、熊襲の猛追撃をうけられた仲哀天皇の一行が、内日の長谷から岡枝の船場を過ぎて華山へ向かう途中のこと、空腹に耐えかねて里人に食を乞われたところ、里人たちは喜んで、この貴人たちの一行にわれもわれもと食を献じたという、このいわれからつけられた地名ともいわれる。

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実際に貴飯を訪れてみると、のどかな風景が広がります。
 
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近くの山から見下ろしてみましょう。
 
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すぐ目の前に華山がみえます。
 
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