今回の山旅は山口駅から始まります。
 
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山口駅の駅舎は茶色です。ここは山口県ではなく、佐賀県の肥前山口駅です。
 
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聖岳は日本百名山と同じ名前ですが標高はかなり低い山です。
分県別登山ガイド 佐賀県で40番目に紹介されている山です。

聖岳は佐賀県のほぼ中央、大町町と多久市との境界尾根に位置する霊山で、国土地理院地形図では山名と標高点があるピーク(420m)です。山頂には一般に「大町弁財さん」といわれる灑岳神社が祀られています。

道草して江北町の観光地、白木孔子廟に向かいます。
案内に0.9kmとありましたが、実際には4kmありました。車道を歩くには遠いです。
 
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聖廟の入口はカギがかけられており、孔子像が祀られている中にも施錠されていて拝観することはできませんでした。残念です。
 
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白木孔子像は、多久聖廟を建立した多久4代領主・伊豆守茂文公の意向により貞享3年(1686)頃に、中国より弟子の四哲(顔子・曽子・子思子・孟子)とともに取り寄せさせたものと記録されている。この五哲のうち、孔子像を除く四哲像が盗難等にあったため元禄13年(1700)京都の儒者、中村てき斎に託して銅製の五哲を改鋳し、これらを多久聖廟に安置する一方、難をのがれた孔子像は多久聖廟とゆかりの深かった白木村に遷座され、学問の神様として信仰されている。国内に現在するただ一つの中国製孔子像として歴史的価値が高く、毎年4月21日と9月21日に孔子像まつりで公開されている。

近くの白木パノラマ孔園にたち寄ります。園内の階段をあがると展望台があります。
 
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有明海方面の素晴らしい展望が開けます。今日は雲仙岳が霞んで見えました。秋から冬は素晴らしいでしょう。
 
ひたすら車道を歩き、ガイドにしたがって不動寺集落をぬけて登山口を目指します。
集落の中の道はわかりにくいので地元の方に道を教えてもらいました。
 
小さな峠を越えると聖岳の登山口です。駐車可能なスペース、聖岳周辺の遊歩道の案内図があります。
聖岳周囲の山は生活環境保全林として整備されているようです。
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ここから斜面に付けられた792段の階段を上がれば山頂ですが、意外とキツイですね。
入口付近に雑草があるので心配ですが、少し中にはいると問題ありません。
 
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山頂には中国風?レンガ造りの建物があり、その奥に大町弁財天が鎮座する石祠があります。
建物をみて、「ここは長崎県?」と錯覚してしまいました。
登山道は小学生でも安心して登れるコースで、この日もボーイスカウトの団体がいました。
 
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すぐよこには役行者の石像もあります。
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展望所から南側の素晴らしい展望が開けます。
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写真は歌垣山、犬山岳、杵島山です。先日紹介した白岩岳や武雄方面の山も見えます。
登山口まで車ではいると20分くらいなので長く歩いたほうが楽しいかもしれません。
 
このあと、鬼の鼻山へ縦走します。