風天山(ふうてんさん) 127.3m

みやき町にある山です。鎌倉時代の始まりのころには山頂には綾部宮山城があったようです。麓の綾部神社の霊山で500本の桜,1,000本のツツジが植栽されています。満開のツツジの木もあり、ちょうちんが飾られています。週末は賑わうんでしょうね。山頂に三角点がありますが、地形図には山名がありません。
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綾部八幡宮は「風の神様」を祭る神社として、県内外より多くの参拝者を集めている神社です。今でも、日本最古の気象台といわれていて、旗のなびき具合で風雨の襲来や農作物の豊凶を占っています。

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<登山ガイド>
中原駅から約20分で綾部八幡宮に着きます。境内には佐賀県の名木の大きなイチョウの木があります。
ガイドにこの山はありませんが、ツツジが植えられた斜面の中に明瞭な道があるので辿ってみました。

ジグザグに上がっていくといかにも花見ができそうな平坦地が何箇所かあります。
山頂だろうとおもうところを目指して上がると山頂に出ました。八幡宮から10分もあれば登れます。

山頂には四等三角点がと大きな石祠があります。眼下に筑紫平野、佐賀平野を見下ろします。
山頂周辺の幾段かの平坦地は城跡のなごりでしょう。


帰りに八幡宮の入り口でぼたもちを買いました。
その歴史は古く、鎌倉時代に源頼朝に従った綾部の地頭が奥州征伐の凱旋の際に兵士たちにふるまった祝いの餅が起源とされます。

家で開けてびっくり、柔らかい四角いもちの上にあんがたっぷりのっています。
この餅は幸福を招くということで、縁起担ぎに買い求める人も多いようです。
我が家でも人気でした。山口のぼたもちの概念を打ち破るぼたもちです。

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次回は分県別登山ガイドNO.36の鷹取山を紹介します。