これからの働き方、どうしたら良いのか。
私のささやかなお楽しみはカフェで読書しながら、時折スマホであれこれ調べて思索(妄想)に耽ることである。
ジャンルはいろいろだが、時々「坂の上の雲」的な気持ちになりたくて、経営者の自叙伝やネット記事を読むこともある。
人の褌でイイ気分になる。
でも最近気づいた。
正確にはワーママになり薄々気づき始めた。
このチャンスや成果はヤバイ働き方の上で成り立っていないか!?
殆どは男性で、私よりだいぶ上(下手したら親世代)だからバブル経験者なのだろうが、家族と過ごす時間も仕事に全振りしているでしょう、それ!と確信できる働き方である。
明言されなくとも透けて見える。夜中の◯時とか日曜の〜とか、米国(時差)担当との〜とか。
別に経営者になりたい訳ではないが、20年以上働いているので、それなりの成果位は残したい…と薄っすら願っていたけれど、アカン。
子どもたちとの時間はこれ以上削りたくない。
一方で何だか自分の限界を垣間見たようでゲンナリする。
定年まで後20年以上あるのだから「坂の上の雲」だと思っていたのだが。
然も我が家は夫君が家事育児ほぼお任せのワンオペ家庭。
(働く)時間を捧げられない亀の私が、昼寝しないウサギの中でどう生きていけば良いのやら。
謀略か?道に切り株でも置いて"ウサギぶつかれ木の根っこ"でもするのか??…嫌だな、それ。
こうした偉人傑人に最近は女性も登場する。
少し前までは結婚出産を仕事に捧げた人が多くて参考にならなかった(雇機法前後の格差は兎も角条件的には先の男性陣と同じ)。
ところが最近は数少ないながらもワーママも出てきた。
マミートラックは依然あるものの、人手不足や女性活躍推進で以前よりマシになった部分も出始めている。
お?チャンス??と思いきや必ずしもそうともいえない。
働き方改革や業務効率化で長く働くことが奨励されなくなって10年弱だが、一方で経験を積むには一定の時間が必要だとも思う。
悩ましい、実に悩ましい。
私も海外に出ていきたい、でも子どもと離れるのも嫌……デモデモダッテちゃん。
そしてよく見ると皺寄せも出ている。
華やかに活躍するワーママが出てきてキラキラ眩しいのだが、直接話を聴くと必ずしも隣の芝が青すぎる訳でもなかったりする。
例えば(何れもリアルで知っている人だが)…
私より10歳位年上のワーママAさんは若い頃仕事に全振りした後出産した、海外を股に掛ける経営者である。
子どもの体調不良でも仕事をキャンセルできず陰で泣き、今は仕事をセーブしつつ子どもと向き合う時間を確保しているそうだ。
それでも眩しい位輝いているし忙しそう。
また、これまた私より10歳位年上のワーママBさんは社内の花形部署で管理職だった。
豪快な人物だったが、男性陣のやっかみ&子どもたちが(親激務による)ストレスでチックになり悩み、数年前にひっそり辞めた。
あとは若い頃に出産して、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの管理職ワーママ(歴代で最年少)Cさんは、明るくパワフルで着眼点も鋭く私より若いがとても尊敬している相手だ。
でも時折漏れる疲れた言葉(それすら明るい)に混じる慢性的な体調不良の事実。そしてその地位でまさかのワンオペ。
白髪も増えたし、その歳でそんな不調⁉︎という。
他にも事例はあるが
女性活躍推進過渡期の昭和平成のワーママは大なり小なりこんな感じなのが透けて見える。
そして配偶者の姿が余り見えない。
マルチタスクな生活で、壮絶な試行錯誤をしまくって危ういバランスをとっている印象だ。
よく読む諸外国のワーママ関連の本や記事ではもっと自然な感じだけど、実態はそうでも無いのか??
そこにはセンスを感じるけれど、特に(自分や子どもの)健康を危険に晒す働き方は少なくとも私は選択できない。
巧くリカバリーや立ち回る自信がないから。先日Cさんに「いつもパワフルですよね」と言われてギョッとした。気をつけよう、、
特に女性は40代以降に更年期を迎える人も多い。
ホルモンバランスが崩れる時こそ健康管理は大切だと思う。
この話は色々な人を見て思うことがあり、別途記載する。
それによしんば夫君が「家事育児は任せて!思う存分仕事して来いや!」と言ったとしても(現実では絶対無いが)、子どもたちとの時間はこれ以上削りたくない。
兼務先の別会社から、来年度から兼務比率をもっと上げるかもと言われてガクブル。
何故ならしばしば真夜中のタイムスタンプでメールが来る働き方だから。
先日聞いたら会社から送っていると。ワーママ、ワーパパである。最早ホラー。
それと。
先の偉人傑人の男性陣も実は結構身体を壊しているので、一周回ると羨ましい訳でも無い。
過労や会食、喫煙による生活習慣病。
……と、ここ最近(というかコッコが産まれて以降)いつもグルグル悩んで答えの出ない日々を過ごしている。
まあ、誰かの真似をするより自分が納得する自分らしい生き方を模索するしか無いのだろうけれど。
それは何だ、という答えを探し中。
そして疲れたから丁寧な暮らしの一部を呼び戻す。
季節を感じられる手仕事が好きだ。
梅仕事や旬の果物でジャムを作ったり、旬の野菜を調理して食卓に出したり。
コッコは感化され始めている。
そろそろスーパーにコレが並ぶ季節だな、とか近所の庭にあの花が咲く季節だな、とか夕立の匂いに夏を感じるのが好きだ。
平日は髪を振り乱してケツカッチン(昭和)で暮らしているので、せいぜい週末位なのだが大切なことだと思う。
沢山悩んで少し立ち止まって…暮らしていく。
気づけばもう7月だけど、、
(美容院の予約が取れず、偶の休日カフェまったり時間)