丁寧に暮らすvsお金とやりがい


ワーママのほぼ誰しもが抱える問題に違いないのだが、絶賛悩み中。


育休中はゆるふわでいこう、とあれだけ思っていたのに、復帰していざ仕事が増えてくるとやりたい欲も増えて昔の肉食な自分が首をもたげてくる。

でも疲れるから長時間働くのは無理。


お金問題はシビア。


当社は1歳半までは育児時間が1hついて、時短でもその分のお金は控除されない制度がある。

3月生まれのお蝶さんは9月まで適用される。


先日、今年度の処遇通知を受けて計算したら揺らいでしまった。


時短1hで月給自体が年換算でコンパクトカーを余裕で買える位のロスになる。


物価高に将来の教育費、老後資金、そして55歳と60歳で定率下がる給与体系……

時短控除の金額を計算した瞬間に色々な言葉がブワっと頭を巡った。


然も時短1hしたところで、仕事量は変わらんしお迎え時間も中途半端、苦労や疲労感に鑑みると思った効果はない。


が、1h増えるとフレックスといえど、勤務時間は延びて家事育児(習い事)についてもテトリスのように調整する必要がある。

文字通りのつみ(積み/詰み)ゲー。


因みに半分の0.5h時短ならその半分の額が控除されるのだが、それこそ仕事家事育児の全負荷はフルタイムと全く変わらないから尚更意味がない。


  ゆるふわワーママはどこへいった。


コッコやお蝶さんの貴重な幼児期の見逃し配信は無いし、丁寧にご飯を作ったり季節を感じたりすることを犠牲にして後悔しないかー!?とヘドバンする位悩む。


子どもとの時間を選んで専業になったママさんの暮らしぶりなどを目にすると羨まし過ぎる。


げに隣の芝は青々フサフサなのだ。


私の性格上、専業主婦はストレスが溜まるし、1馬力リスクはひしひし感じる。

でもなあ、あーあー…という答えのない悩みに翻弄されている。



友人たちを見ると私の世代は8割位が共働き世帯である。


みんなワンオペで頑張っているし、高齢出産の私と違いもう10年位早く産んでいる人たちは今よりも過酷な制度の中で子育てをサバイブしている。すごいなー。


それに比べて働き方改革を経た後に出産した(大分マイルドな)私の状況は贅沢にも見えるかもしれない。

これはゆるふわなのか?


ストレスフリーで楽しく仕事も育児もしたい。丁寧に暮らしたい。


うーん、理想と現実のギャップに悶えつつ悩みながら走るのである。つづく〜。


  家庭内の問題も再燃。


因みに今のプロジェクトの関係で今後管理職に返り咲く可能性もゼロではない。

年収はコンパクトカー2台分より上がる。


が。その話をチラッと夫君にしたら激怒。

反応を見ることと情報小出しのジャブで話したのだが。


私は激務の管理職の辞任と引き換えに結婚している。

当時はかなり揉めた。でも年齢的にどうしても子どもが欲しかったので後悔はない。


今回引き受けたとしても、その激務の再来にはならないのだが「今も家事育児が完璧でないのに、金金がめつい」とのこと。

仕事しかやってないのに完璧で無い自分は棚に上げる。お金は大事だよー♪


兎に角男尊女卑が染み付いており、妻が自分より活躍しているのは嫌、でも稼がずにぶら下がるのも嫌……という厄介なタイプだ。

育休中は「稼いで無い癖に」と言われ、復帰すると「金金がめつい」。そして現在の2馬力でもムズいポルシェを欲しがる謎。


今回昇進したら結婚時の約束違反だと怒り狂っていたが、自分の方は結婚時の約束を何も守っていない。

指摘したところ「自分と約束の重みが違う!」…それアナタの意見ですよね。by ひろy


ただ私とて悩んでいる。

丁寧な暮らしと子どもたちとの時間と仕事のやりがいと将来に向けたお金。


宇多田ヒカルの「2時間だけのバカンス」の恋人を仕事に置き換えたバージョンそのままなのだ。

何か色気がないな。


何をしたら後悔のない人生になるのだろう。

全部選べたら疲れても後悔はしないのだろうか。うーんうーん。


……と今回もまた答えのない独白をぶちまけただけだが、それ位もやもや悩んでいる。


(履き過ぎて爪先の破れた鉄下を新調したらコッコは小躍り。)