少しずつ歩くようになってきた。


外に出られないと何かと不便なので、再断裂に気をつけつつ外を歩くようにしている。

来たる通勤にも備えている。


片足だけヒール(装具)、もう片方はフラット(スニーカー)のような状況なので歩きにくい。


それでスニーカー側を爪先立ちで歩くと巧く歩けることに気づいた……が、踵周りに負担が掛かるのか、異様に凝る。

筋肉と筋の関係でこれから更に使うようになると痛みになるらしい。


主治医の先生からも歩いた方が良いと言われたので、体力配分に鑑みながら距離を伸ばさんとしている。


日曜日(受傷22日目/手術14日目)


装具の角度が少しだけフラットになった。

マジックテープ式のソールを1枚剥がした。


リハビリ後にデパ地下でスイーツを調達して、序でに最寄り駅まで片松葉杖で移動したらイケた。


流石に最寄り駅からはタクったが頑張ればイケそうだった。

最寄り駅からは普段の徒歩で10分位。暑いから止めた。


月曜日(受傷23日目/手術15日目)


普段片道7分の保育園お迎えへ行ってみた。


階段を上ってお蝶さんを抱っこで降ろすのは怖かったので先生にお願いしたが、ベビーカーを押してコッコも連れて何とか帰ることはできた。


木曜日(受傷26日目/手術18日目)


週2回目のリハビリ。


シッターさんにお迎え&コッコの公文送りをお願いしていたが、リハビリ帰りに自宅付近のスーパーで買い物をしていたら時間が来てしまった。


それで保育園で待ち合わせて一緒にタクシー。

因みにクリニックからスーパーまでもタクシー。


間に合っていたら家まで歩こうと思っていたのだが。


土曜日(受傷28日目/手術20日目)


午前中に片道7分のスーパーへコッコと徒歩で行く。


ずっと買いに行けなかった日用品の調達に加えて食料品も買ったので凄い量になった。


帰りはリュックと大きなエコバッグで地面にのめり込みそうな勢いで片松葉杖。

我ながらよく歩いたものだ。


午後は片道5分の水泳へコッコを連れて行く。


これもあり1日で4,600歩強。


脚は大丈夫だが、朝6時前から子どもたちが起きることもあり凄く疲れた。


更に夫君は週末頭痛で夜まで寝ていた癖に、私の怪我で迷惑しているとか怒鳴ってきた。

仕事ストレスで病んでいる気がする。本人は辞めたいが専門性が狭過ぎて次が見つからない、と。1馬力でも贅沢しなければ最低限暮らせるが、主夫になっても家事育児は怪しい。



行動範囲が拡がってリハビリ帰りにスイーツを調達できるようになったので、心の健康はかなり取り戻せた。


  そして気づけばお蝶さんが成長している。


お蝶さんは身体が小さいし、頭も薄いし、まだ独り歩きもできないので、見た目は赤ちゃんそのものなのだが、精神的な発達はコッコより早い。


どこか大人びていて保育園でも家でも読書、時折探索に没頭する。常に独り行動だ。

「上の子優先」でコッコ程は構えていない。お世話の時に少しイチャコラする位。まだ小さいのに申し訳ない気分。


かと言って目でのコミュニケーションはコッコ以上にスムーズで、私の言葉も結構理解しているのでキャッチボールが出来ている。


仕草や目線がやたらコケティッシュ(色っぽい)なのが謎で、意識的なのかそうではないのか分からない。

ダウントンアビーの母コーラを思い出した。


この子は同性でも私とは全く違うタイプ、というか誰と似ているのか謎な子になってきた。

私には残念ながらコケティッシュ要素はない。


お蝶さんはどんな子に育つのやら。楽しみではある。


(コッコと赤紫蘇ジュースを作る為に紫蘇の葉を摘む。)