ベビーが誕生。


先週に計画通り、出産した。


因みにこの日は私の誕生日前日である。


母娘でお揃いにも出来たのだが、以下の理由で止めた;

・休日加算が+数十万。

・休日で医療が手薄。

・コッコの保育園が休みで夫君が立会い不可。

後述の事情で結果的にこれで良かった。


陣痛促進剤投与からの無痛分娩で痛みは重めの月経痛位だった。

背中に麻酔針を刺すのだが、その痛み止め注射をまず打つ。敢えて言うならこれが一番?痛かった位。


初め子宮口が相変わらず2cm(数日前の内診グリグリのお陰で)でベビーも下に降りていなかったので長丁場を覚悟していた。

コッコの時は麻酔で微弱陣痛になり長引いた。


ところが「経産婦は進んだら速いよ」と先生が言っていた通り、始まったら速かった。


大体こんな感じで;

8:30 促進剤投与開始。

9:30 腰痛からの軽い月経痛レベル。手動?で破水。

10:10 月経痛重めレベル。辛うじてデスクワークはできる程度だけどヘタレなので麻酔開始。

10:30 陣痛間隔3分。子宮口3cm

12:00 陣痛間隔3分。子宮口4cm


この辺で長丁場覚悟するも加速。

12:30 陣痛間隔3分。子宮口5cm


痛みはないが、下から突き上げる感触。

先生が「14-15時位には産まれるね」と言うが実感に乏しい。


13:00 子宮口7-8cm。酸素マスクON。マスクを外せて良かったけれど水が飲みにくい。夫君に招集をかける。

13:50 子宮口10cm。いきみの練習スタート。辛うじて前回の記憶あり。

14:18 出産。西瓜が出てくるような圧迫感はあるが痛みは無し。コッコのようなつるりんという爽快感も無し。


ここまではおー無痛分娩凄い!だったのだが、この先でトラブル発生。


胎盤が出てこない、からの大出血。


どうにか掻き出したものの2箇所癒着していて無理するとヤバイので残す事になった。


此方は麻酔のお陰で痛くもないが出血が1リットルを超えバルーンで圧迫止血される。

妊婦で血液量が増えているからか辛うじて輸血はしていない。


そしてLDRで翌朝を迎える、という。。

分娩台でも寝られた。


夜も朝も食事はLDRで、さて止血もある程度済んだから病室へ移動かと身体を起こしたら低血圧で撃沈。

原因は貧血なのだが。


まず朝餉でリクライニングを起こしたら上が80位で撃沈。


その後トイレには歩いて行けたので部屋移動で起きたら上が60位で撃沈。


慌てて鉄剤点滴で昼餉も済ませて漸く車椅子で部屋へ


貧血ヤバいなあ、目の前をストⅡのように星がちらついて動悸がした。


その日はベビーと授乳で少し会った位でコッコにテレビ電話で紹介をした位、兎に角夜はお預かりでグッスリ。

コッコは「ほー妹ちゃん」と呟いていた。


  さてベビーの方はといえば。


直前の検診では推定2,700g台と言われていたのに蓋を開ければ2,400g台、と低体重児になってしまった。

2,500g未満が低体重とのこと。


出産まで平均よりやや小柄なもののお手本みたいな元気印だったのだが、出産時に疲れたのか産後1分過ぎ位まで産声も無く気道確保措置をされていた。


その為カルテには「新生児仮死」という物々しい名称を記入されていた。

産声まで1分を超えると書かれるらしい。5分超えなければ一般的にはセーフとか。


そういえばコッコも初め泣かずにお尻を叩かれて泣いたがもう少し速かったから1分未満だったのだろう。



低体重な為か泣き声は奥ゆかしくて、引きつけるような声だったが産後4日目にして漸く聴き覚えのある泣き声になってきた。


このベビー、更に新生児黄疸で産後3日目は光線治療を受けており授乳でやって来ると目にガーゼがされていた。


だから起きているのか寝ているのか今一つ分からないのだが、小柄なのにミルクの飲みっぷりは頼もしい。

砂漠でオアシスを見つけた旅人みたいだなと思った。それ位ガブ飲み。


因みに今は中性的な顔立ちのコッコだが新生児期はガッツ石松さんにそっくりだった。


ベビーはそれよりもまろやかな顔をしており、女の子だからなのかそういう顔立ちなのかは今時点では分からない。


  授乳はどうするか問題。


母乳なんぞ今しか出来ない経験なので惜しいが、産後ダメージ(貧血)が想定外だったので産後3日目に形だけ吸わせて以降はミルクにする事とした。

多分出ていなくてベビーも早々に放棄していた。


乳腺炎も嫌だし、母乳は血液から作られるので無理したくないし、夜間授乳の間隔を少しでも空けたい……という母都合なのだが仕方あるまい。

今は母体回復に専念しないと。



因みにベビーは38週で産まれたのだが、こんな子がお腹にいたのか、と顔を見る度に不思議な心持ちになる。


自然分娩ならまだお腹にいたかも知れない訳で。

とはいえ入院2日前からおしるし?があったので自然分娩でも予定日前に産まれた可能性もあるが。



  そしてまとめ。


・出産は何があるか分からん命懸けの大仕事には変わらない。


・計画無痛はお金がかかるが、それだけの価値がある。耐えられない陣痛の痛みが無いだけで疲労度が違う。


・経産婦のスピーディーな出産に驚き。


2人目だと嬉しさより冷静さが勝る。この先の育児や母体回復などなど。


・とはいえベビーはやはり可愛い。



(食事が兎に角美味しい。が、特に産後はこれでも足りない位。大して動いていない上に母乳でもないのに不思議。)