デジャブなのか恒例行事なのか。
認可保活のサクラサク連絡ラッシュの時期である。
Twitterには続々と「内定ゲットだぜ!」の投稿が花開いている🌸
思えば保活は苦難の連続だった。
コッコ0歳、2桁の園を書くも全滅。
コッコ1歳、同上。
そしてその後の認証認可外見学は25件〜30件近くハシゴの2月を迎えた。
(超氷河期世代の就活を思い出した。)
然も内定を貰った認証園に対しても
難敵が立ち塞がる。
夫君である。
まさに獅子身中の虫。
私は育休中にも関わらずExcelでビジネス調の比較資料を作成し、プレゼンをする羽目になった。
(今思えば復職支援だな、これは。)
夫君は兎に角決断力ゼロで優柔不断が服を着て歩くようなタイプである。
よく部下持ちのサラリーマンが務まるな、と時折思うが仕事のシーンではまた違うのかも知れない。
コッコは
石橋を叩いた後に何人かが渡るのを確認してから渡るタイプである。
私は
石橋をざっと眺めてさっさと渡るタイプである。
さあ、(母親+父親)/2=子ども なのだとしたら夫君は?
石橋を叩きまくって壊した挙げ句「やっぱ壊れてるじゃないか」と渡ら(れ)ないタイプである。
本人は石橋を叩いて渡らないと自称しているが、私の解釈は上記の通りだ。
兎に角面倒臭い。
共同で何かを決める時に即断即決&せっかちな真逆の私はとてもストレスが溜まる。
ファミレスのメニューですら決めるまでに10分15分はザラである。何をそんなに迷うのか。
昨年は何度もプレゼンして、保育園から提示された期限になっても答えが出ずに、
「4月復帰が無理ならこの地区は絶望的だから。育休手当も2歳になったら出ないから一馬力で養ってね。それでもアナタが選択した事だから責任持ってね」
と言ったすったもんだの後に漸く決めた(というか、悩む事を諦めた)。
嗚呼面倒臭い事この上ない。
そして今年。
コッコがお世話になっている認証保育園はお値段は高いが、小人数保育で駅近でサービスが素晴らしい。
コッコもお友だちや先生が大好きでニコニコしている。
ただこの園の最大のデメリットは3歳クラスから同級生が激減する事だ。
(事実上2歳クラスまで。)
遅かれ早かれ転園の必要が出てくる。
そこで消極的ながらも、認可保活は継続した。
去年沢山書いたのだが、両親フルタイム&勤続長し+育休明けのフルコンボだったにも関わらず、全園がほぼ最下位だったしなあ……と若干やさぐれていたが。
そうしたら奇跡が起きた。
人気園から内定のお電話をいただいたのだ。
本当に予想外だったので
その日は午後、仕事が手につかなかった。
今の園とのお別れが見えてショックだったのもある。
(人見知りコッコが人間関係をゼロクリアされた時の気持ちを考えると……。)
コッコと同じ学年の子を持つ親友や母君にメールでコンタクトを取り、転園決断の背中を押され夕方には腹を括った私を待ち受けるのは……
またしても獅子身中の虫、である。
夫君には内定の連絡を受けて直ぐに、新園の特徴を含め諸情報をメールで知らせてある。
ところが帰宅した夫君からは石橋を壊す発言しか出てこなくて、うへぁーな心持ちになった。
「今の園(駅前)より(5分位)余計に歩く遠い園だ」
「区の人気ランキングを見ると今の園より低い。もっと上位のA園と交換出来ないか確認したのか」
(交換…新しい発想だなあ。そもそもA園の方を上位希望で書いたが落ちている。)
「小人数保育でないからコッコが放置されたらどうするんだ」
(放置の話…今の保育士人数の多い園でも言っていたな、それ。)
「食育に熱心?どうでも良くないかそれ」
(私にとっては重要なのだが、まあ価値観は様々なので黙っておいた。)
「施設内はキレイなのか?掃除は行き届いているんだろうな?」
(何処のお姑さんですか。自分じゃ満足に掃除もしないのに。)
「保育料は幾らになるか調べてるんだろうな?」
(前年度育休でゼロの私とは異なり、夫君の住民税通知書が無いと分からないから見せてと言ったら記憶にない、と。役所で調べて来いって何様でしょう。)
他にもネガティブ発言の打ち上げ花火状態なので
たーまやーと言う代わりに
それなら辞退して今の園にいるという決断になる。
来年度以降、同級生が減ってコッコが可哀想だと言っても保活は自分で調べてやってくれ。
これまでのように私に申請を丸投げされても知らんがな。
…というような返答をしたら漸く黙った。
そしてボソッと
転園しても人気ランクの園をこれからも保活継続で狙うのも有りだろうか
というような事をツイートした。
そうは言っても恐らく自分からは何もしないだろうから返事はせずスルーしておいた。
因みにその園も0歳の頃に見学をしているが、ピカピカのキラキラだったかと言えばそうでも無かった。
良くも悪くも普通の園である。
それを伝えたが、
人気ランクとか肩書に弱いタイプで、実際に足を運んだ訳でも無いのにそちらを信用するらしい。
兎にも角にも二次募集期間は迫っており、決断力の無い人を待つ程猶予は無い。
私としては去年のように復帰できない危機などでは無いので、イラッとしつつも若干は気が楽である。
(各所に迷惑さえ掛からなければ。)
さてはてどう転ぶのやら。