何だか急に寒くなってきた。



秋の陽は釣瓶落し、と思っていたが早くも雰囲気は晩秋だ。


昨日はテレワークだったので、朝に冬用の羽毛布団を急いで圧縮袋から出して浴室乾燥と布団乾燥機のダブルで元に戻した。

そして冬掛けへと衣替え。


オフィスワークの日は駅までの徒歩が寒いのでダウンコートを出した。

駅までは快適なのだが、電車に乗ってからは暑い…。

友人には駅直通の住居、オフィスなのでコートや傘要らずの人がいたな。

実に羨ましい。


私が小学生の頃、クラスメイトに冬でもタンクトップに半パンのシュンペイくんという男子がいた。

流石に雪が降る日には上着を羽織っていたが、教室では脱いでいた。

先だってTikTokで若者の過激チャレンジに警鐘を鳴らす記事があったが、それの時代先取り版だったのだろうか。
(時は昭和、インターネットも無いからクラスメイト位しか広まらないが。)


今朝のコッコを見てそんな昔の事を思い出した。


  コッコはピンク色好きである。


まず、選ぶ花の色はピンク系が多い。


(モカラとラ・マリエ。両方コッコの強い推しである。ラ・マリエは良い香りがする。)


更に夏用の薄手のピンクのレギンスがお気に入りである。

高校時代、オサレな男友だちがピンクのスキニーを履きこなして似合っていたので、男子のピンク服にはポジティブなイメージがある。

ただ。

そのレギンスをこんなに寒い日でも履くと言って聞かないのである。

窓を開けて「ほら、寒いよ」と言っても首を横に振り、他の提案をしても却下である。

言い出したら聞かない頑固さである。


仕方無いので本人の意志を尊重した。

足元までレインコートで覆って更にレインカバーで防風防寒する。

親の心配をよそに本人は
保育園までの道のりで「寒くない?」と聞いても「ん」と平気なようだ。

真冬でも薄着だったシュンペイくんは不惑の今は流石にコート位着ているだろうが、
彼のようなチャレンジは余り勧めたくないものだ。


  コッコは最近大人の真似がマイブームのようだ。



親の携帯やリモコンを耳に当てて
「 どーもどーも」とペコペコ頭を下げている。

この「どーもどーも」自体は保育園の先生が元ネタと判明している。

ピカピカブーのハイハイマンをする際に目が合うと「どーも」と先生が言っていたそうだ。


ただ、携帯で「どーも」と何故結びついたのか。

私や夫君がテレワークの日でも日中は保育園なので、仕事のシーンを見せる事はほぼ無いし、仕事以外で電話するシーンも少ない。

テレビなのか?うーむ。 


因みに保育園でも友だち同士で「どーもどーも」と頭を下げ合うのが流行っているらしい。

サラリーマンがおる。


ある時、お迎えで入口まで来た友だちが私に「どーも」と頭を下げていた。

此方こそコッコがお世話になっております、と同じく頭を下げてみた。


数十年したら恐らく当たり前になっている光景を幼児がしているとシュールながら可愛い。


  大人の真似と言えば、もう一つ。



最近、保育園から帰宅してから夕餉の支度をするまでの休憩タイムはハーブティーを淹れる。

コッコには熱いので氷を入れてぬるくしたコップを渡す。


コッコは底を持ってコップをクルクル回して気怠げに眉を顰めて一口飲む。

ブランデーのグラスをコロコロしている人みたいだ。
(何なら白いガウン姿で)

ただ笑えるのが、飲んだ後にわざわざ「ぷはー」とやる事だ。

ビールの喉越しが混ざっている。

全く、何処で覚えてくるのやら。

笑顔でコメントを求めてくるのだが、おませな仕草が可愛いので良しとする。