悲劇の氷上のバレリーナ太田 由希奈
皆さんは太田 由希奈をご存知でしょうか?
というより、ご存知でしたでしょうか?
この時期になると、感傷をもって思い出す、悲劇のフィギュアスケーターです。
その優美さ、美しさから氷上のバレリーナと呼ばれ、多くのファンを魅了。
チャイコの白鳥の湖というべたになりそうな演目を陳腐でなく、崇高な芸術として演じられた唯一のスケーターでした。
怪我をするまでは、今活躍中の安藤美姫より、海外ではうーんと評価が高かったんです。
主な経歴
4歳のとき、京都のスケートリンクで声をかけられ、6歳から競技を始め、小学校3年生からはクラシックバレエに取り組み、小学校6年生で3回転ジャンプを跳んだ。
2001-2002シーズンにソフィア杯で優勝し、JGPファイナルに進出。
2002-2003シーズンのJGPファイナルで優勝し、世界ジュニア選手権でも日本人女子シングル選手として優勝を果たした。
2003-2004シーズン四大陸選手権で優勝し、2006年トリノオリンピックに向けて期待を集めた。が、右足首の骨挫傷という致命的な怪我を負う。
2004-2005競技会に出られない日々が続き、引退やアイスダンス転向も考えたが] 、シングルでの復帰を目指してアメリカでリハビリに励んだ。
2006年から練習拠点を東京に移し、バンクーバーオリンピック出場を目指した。
2007-2008シーズンには国際競技会にも復帰していたが、2008年の東京選手権を欠場した後、引退を発表した。
氷上のバレリーナ、太田由希奈をご存知だった方、どうか彼女を忘れないでいてください
そして、ご存じない方、一度彼女の滑りをYOUTUBEでチェックしてみてください。
勝利の秘訣?ゾーンに入る。
上村愛子選手のモーグルを観ていて思ったのは、万全を期しても世界はとれないんだなーと。
どうすらいいのさっ!とふて腐れたくなるほどの、いえいえそれ以上の努力をしたと思います。
一方で、世界をとってる人って確実にいるんだよねー。
例えば、トリノで金をとったフィギュアの荒川選手。
あの時、ああ、この人、ゾーンに入ってるなって思いました。
ゾーンに入ると何故か普段どおり、いや、普段以上に力を発揮できる。
自分の場合、コンサートや受験の実技など直前までめちゃくちゃバクバクしてたのに、いざ歌いだすと不思議にすっと落ち着いて、まるで何かに憑かれたように完璧にできるときがありました。
めったにありませんが
入ろうと思って入れるわけじゃない。この、ゾーンに入る方法がわかればねー。
どなたか、ご存知の方いませんかー?