緑をした山並の中に

様々な色をした家

空は青く黒い宇宙へと底知れぬ

雲の上にいるだろう夢が

雲をボートに空を駆け巡る


1人占拠したベンチ

隣に君がいる気がする

その君は風を浴びながら上を見上げる

「ねぇ、お父さん

 ここいいところだね。」

天使のような君は、遠くを見る目で言う


時が経ち陽明かりも狭まってきた

僕もそろそろこの場を後にするとしよう

君との夢をバックに閉まって

この夢の踊り場を


そしてやがて、

太陽は街にさよならを言う

温もりを残して




読んでいただきありがとうございました。