2010年以降、安田記念の勝ち時計が著しく速くなった。
種牡馬のラインナップがそういう体系になったのか、そこに施設が合わせられているのか。
一抹の疑問を持たずには要られない。
その辺りは、エアスピネルを用いて後日にお話を。
【東京・良馬場・1600メートル・重賞・古馬・2010年以降】
という条件にて、平均の勝ち時計を算出してみると、
1分32秒3
という数字が出てきた。
単純に平均ペースとして半マイルを46秒2ほどと考えてみる。
4Fから5Fを11秒5と仮定した時、5Fを57秒7ほどとなる。
このラップで来た場合、レースの上り3Fは34秒6だ。
勝ち馬の位置取りにもよるが、33秒台後半が必要な場合も読み取れる。
これを、リアルスティールが出せるものか?
実際の安田記念のレース内容を見てみると、4Fは45秒台が常である。
リアルスティールが持つ最も早い4Fのタイムは47秒台だ。
平均化して遅めに想定してもなお中距離よりも速いことが分かるこのマイルのラップに対応し、かつ、マイルになれた猛者たちをねじ伏せるだけの脚を出せるのか?
これまでのレースぶりから見えるリアルスティールのキャラクターでは難しいと感じられる。
道中にタメて終いに脚を伸ばしてくる昨今の中距離馬だが、距離が短くなればキレよりも一定の脚力を保てる事が重要になってくる。
今、マイルとはスペシャリストが支配するカテゴリーとなっており、中距離馬が片手間で勝てるステージではなくなっている。
これは、スプリントとマイル間にも言えるだろう。
ただ、12頭立てという少頭数が気になった。
この頭数だと、道中に緩いラップが出てくる可能性も考えられるので、削り合いのマイル競馬にならず、中距離の風味が出てくれば、やや先行脚質の差し馬であるリアルスティールが早めに抜け出して粘れるシーンも想定できる。
:追記
◎ロサギガンティア
○モーリス
▲イスラボニータ
△コンテントメント
△フィエロ