建築家は建物の設計をする人だと思っていたが、どうやら違うようだ。
一流の建築家は建物だけではなく、外構を含めた全体像は当然として、その地区の街並み、都市の歴史を考えて設計している。とても、大きな視点で依頼主の要望に答えていく。
この人の場合、そのような考えで建築をしているので、近隣の建物がその価値観に合わなければ、頼まれもしないのに隣の家に勝手に模型を作り営業に行ってしまうほどだ。それは決して仕事のため、お金のためではないだろう。
著者の手掛ける物件は億を越す物ばかりで、そこは利権や権力が行き交う世界。決して才能だけでは生きて行けず、かなりタフな精神を必要とする職業のようだ。
そして、この不況の時代に仕事を続ける大変さをはっきりと学生に話す姿が、イメージ出来た。
- 建築を語る/安藤 忠雄

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