Plastic Logic 社の有機マトリックスディスプレイ
紙のようなディスプレイ、英 Plastic Logic が開発
プラスチックエレクトロニクスの英国 Plastic Logic は2005年12月6日、 世界最大の折り曲げられる有機マトリックスディスプレイを開発した、と発表した。ディスプレイは、 折り曲げられる高解像度の、アクティブマトリックスバックプレーンからなり、 これが米国 E Ink の電子ペーパーフロントプレーンを駆動する。このディスプレイは、 高松で開催される「大12回国際ディスプレイワークショップ」で展示される。ディスプレイはインチあたりの解像度が100の10インチ SVGA(600×800)で、 グレースケールは4段階。 厚さは、 E Ink の「Imaging Film」でラミネートした場合、0.4mm 以下。
これで作った50ページぐらいのキャンパスノート型のディスプレイがほしいと思いました。僕の職場では経費節減と省資源のため、ドキュメントをプリントアウトしないように指導されています。で、会議などでは資料を配布せず、プロジェクタで映したり、各々ノートPCで見ながらやっています。
でも、やはり紙にはかなわないと思うのです。僕の考える紙のメリットは次のとおりです。
1.一覧性が高い
2.メモを書いたり付箋を貼ったりできる
3.電源が要らない
1.はページ数が少々多くてもパラパラめくってざっと確認することができるということです。ノートPCでどんどんスクロールしてみればいいじゃないかといわれるかもしれませんが、動いている文字を目で追うのはしんどいですし、スクロールではなくページ送りにすればいいじゃないかとも考えられますが、紙なら必要に応じてページをばらして離れたページを並べてみたりすることがすぐにできます。
2.は最大のメリットだと思います。自分がコメントしたいところにすぐ線を引いたり、コメントを書き込んだりできます。そういったことをPC上で再現できるツールも多いですが、元の文章に重なってしまったり、一度に複数のメモを開けなかったりして見やすくありません。紙なら張っている付箋の多さで資料の重要度が一目瞭然になったりします。
3.は電子デバイスでは消費を少なくすることはできても電源をなくすことはできません。事務所の外に出て移動中に資料を確認するにはやはりノートPCを出すより、紙の資料を取り出したほうが便利です。
さて、このPlastic Logic社のデバイスですが、これだけのサイズならば十分実用的な量の情報を一度に表示できそうです。これを何枚も重ねてノートのようにすればきっと紙のノートをめくっているかのように電子データを読めるでしょう。今読んでいるところの前後20ページぐらいあればパラパラめくって走り読みもできるでしょうし、記事の中で動画を再生なんてできれば紙のノートにはない便利さも生まれるでしょう。
後は専用スタイラスでしかできなくてもかまわないので、手書きで書き込みができてそれが電子的に保存できるともう資料を紙に印刷するのをやめてもいいと思うのですが、そんなデバイスが実現するのは後どれくらいかかりますかねぇ。
文庫本サイズのもので無線LANでどんどん本がダウンロードできて紙の本を読むように読めるデバイスができても魅力的ですねぇ。