『市場価値の高い人材を輩出する企業とは』 | The Blog of HERO "Think Globally, Act locally, as an Asian" 

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在日韓国人3世。
神戸生まれ、神戸育ち
同志社大学商学部2010年卒
白い携帯電話会社、TableForTwo Almuni
「個人の意見であり
必ずしも組織の見解と一致しているわけはありません。」

オモロー友達のブログをそのまま引用。


例えば、こんなやつがいた。

「おれ、起業したいって考えてるんだ。
誰にも負けずがむしゃらに働いて、起業したい。
その中で、リクルートに入りたいと考えている。
だって、元リクルートで今起業して活躍しているひと多いだろ?
30歳までにトップセールスマンになって、ゼッタイに起業する」


就活前の僕である。

そんな僕は結局リクルートの面接すらいっていない。


事実、元リクルートで起業しているひとはたくさんいる。
アクセンチュアも然りだ。

しかし、ここで見落としている事実があることを
ほとんどのひとは気付いて


下記は上位校就活生向けサイト、
「GOOD FIND」に会員登録されている2011年卒予定の方々を対象に
配信しているメルマガの一部の抜粋だ。

ここに、人材輩出起業について記されている。

ぜひご覧頂きたい。


■┓ 編集後記 『市場価値の高い人材を輩出する企業とは』
┗┛――――――――――――――――――――――――

近年、事業を創る仕事の重要性は高まり、事業マインドやベンチャーマインドを持った人材層への期待が高まっています。

では、さまざまな業界で、活躍する事業家型人材(事業を創れる人)はどのような環境で生まれるのでしょうか。

いわゆる、人材輩出企業と呼ばれる会社が世の中には存在します。
最近だと、リクルート、アクセンチュアなど。
少し昔は野村證券や日本IBMなどが人材輩出として有名でした。

人材輩出企業の条件は何でしょうか?答えは明確です。

1つは、できあがっていない組織であること
2つは、成長産業で勝負する成長企業であること

この2つが大きな要素です。

賢い人はもうお気づきかと思いますが、上記2つの要因が重要であるとすると、人材輩出企業は、時代とともに変遷するという事実があります。

できあがってしまった組織からは、人材輩出しにくくなり、
成長が鈍化した組織からも、人材輩出しにくくなる、からです。

したがって、今はリクルートもアクセンチュアも昔ほど人材輩出企業ではなくなっている可能性が高いです。

昔のリクルート、昔のアクセンチュアに近い会社を探す必要があるのです。

人材輩出企業として知られるリクルート、アクセンチュアはともに、20年前は、あまり知られていない、ともすると親から反対されたり、友達からバカにされたりするような会社だったわけです。

できあがっていない無名の組織がどんどん成長し、10年ぐらい前になってようやく学生たちに人気の就職先として見られるようになりました。

リクルートは、東大生だった江副浩正氏が東大新聞の広告を売るところからスタートしたベンチャー企業でした。80年後半はリクルート事件のスキャンダル、90年代は、不動産投資失敗による借金返済(一時期、ダイエー傘下でした)に奔走した、できあがっていないアグレッシブな会社でした。

2000年代に入って、借金も返済し、本社も東京駅の上の立派なオフィスに移り、急速にできあがった大企業化していきました。

90年代以前にリクルートに入社し、そこで育った人たちは、事業家型の人が多いのは事実ですが、2000年以降の入社組からはどんどん、事業家タイプの人材が減っています。

アクセンチュアも、90年代の前半まで数百人規模の、無名の会社でした(当時はアンダーセンコンサルティング)。

日本におけるコンサルティングビジネスの黎明期を立ち上げたメンバーは、できあがっていない組織において成長する会社の中で、自らがコンサルティング事業を創る側として活躍した人たちだったわけです。

つまり、当時のリクルートやアクセンチュアでは、今のようなブランドや既得権益、ノウハウなどもできあがっておらず、優秀な人材が切磋琢磨して新たな市場を創りあげ、事業を成長させていったのです。その中で、事業家的な人材がたくさん育ちました。

(もともと、親の反対や友達の目を気にせずに、比較的無名でブランドがまだない会社に入社する時点で、人と違うことをするベンチャーマインドをもった素質の高い人材が集まっていたという点も見逃せませんが)

いずれにしても、将来、自分は市場価値の高い人材となっていたいと思う方にとっては、既にできあがって既得権益のある会社ではなく、できあがっていない、成長産業の成長企業にて仕事を得て、自らの力で事業の仕組みを創り上げる経験をどれだけ積めるかが勝負となります。

あなたが志望している企業は果たして、どんなステージにあるのか、すなわち、過去に先駆者たちが苦労して創りあげた仕組みに依存している企業なのか、それともこれから優秀な人材が仕組みを創れる企業なのか、いま一度考えてみると良いでしょう。


次回以降のコラムで、まだできあがっていない成長企業の中でも事業家型人材を生み出す条件を満たした会社の探し方について具体的な社名も交えてお話していきますので、お楽しみに。


伊藤 豊
スローガン株式会社 代表取締役社長

※詳しいプロフィールはこちら
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※当コラムにご意見・ご質問などある方は、直接伊藤までメールください。
yuta@slogan.jp 直接本人が返信します。

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