==================
これは、ごくごく普通・・・いや、
普通以下の男が世の中を相手に一歩踏み出し、
人生を変えて日本そして世界を救っていく冒険の書である。
と同時に、
『命の使い方』に関する、参考の書でもある。
1981年冬―――。
地球という青い星の
日本という偉大な国に
ごく普通の男の子が、生まれた。
彼は“星”という姓の元、“絢-けん-”と名付けられ、
青森県の十和田市という所で育つことになった。
彼に物心(ものごころ)が付いたときには
両親は離婚しており、
家族は、
お母さん、1コ上の兄、おじいちゃん、おばあちゃん
という構成だった。
記憶のカケラにもないお父さんは
東京に住んでいると聞かされた。
田舎で育つことになった少年、
つまり僕は、
兼業農家の次男坊として
米や長いも、にんにく作りのお手伝いなんかもした。
もちろん、
「お手伝い」は好きじゃなかった。
だって僕は子供。小学生!
遊ぶことが生きがいの年頃だったのだから。
遊んだ。
遊んだ。
たくさん遊んだ。
学校の宿題は一応ちゃんとやりながらも、
めいっぱい遊んだ。
■ ファミコンで
マリオやドラゴンクエストや強襲サイヤ人をやりまくった。
■ ミニ四駆を作って走らせて
改造して友達と見せ合っては競争させた。
■ ビックリマンシールやドラゴンボールのカードダスを集めて
整理したり眺めたりするのが好きだった。
■ ガチャガチャで手に入れたドラゴンボールなどのゴム人形で
ストーリーを作りながら一人または兄と遊んだりするのもけっこうハマッた。
■ そしてドラゴンボールの漫画本は
何度読み返しても飽きなかった。
今思うとドラゴンボール率が高かったが、
とにかく遊んだ。
中でも一番リアリティがあったのは、
森での遊びだった。
僕の住んでいるところは市内とはいえ、
五戸町と六戸町に挟まれた山のふもとだったので
自然はいくらでもあったのだ。
↓家の近く
そうそう、森で遊んでいて、
一回死にかけたことがあったんだ・・・
同じ経験をしたという話は
聞いたことがない死にかけ方で。
↓お楽しみ頂けたなら、1回だけポチッとお願いします。