リヒテンシュタイン インタビュー編 その1 (160) | Across The Border (国境を超えて)

リヒテンシュタイン インタビュー編 その1 (160)

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MASAがDDで訪れた国のインタビュー編です。

リヒテンシュタインについての記事はこちら

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Ann: 海に面していない国を 【Landlocked country】とは
    初めて聞きました。

    

   おまけに海に出るまでに二カ国を通らなくてはいけない
   二重内陸国。

   

   それにしてもリヒテンシュタインと言う国は、

   面白い国だと思いました。


   立憲君主制国家のようなもので、
   君主の力が非常に強いようですね。
   そしてそれは国王ではなくてあくまでも君主なんですね。


   そのリヒテンシュタイン家は大変な金持ちで
   それも、国外で作った財産を国外に持っているので
   国としては、まったく手が出ないということです。


   またリヒテンシュタイン家は国土より広い土地を
   国外に持っているというのもおもしろいですね。

   小豆島ほどの大きさしかなく、それでも国として
   機能しているのが不思議です。


   国の雰囲気はスイスと似ているところが多いのでしょうか?



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MASA:そうですね。
    スイス、オーストリア、ドイツ南部、イタリア北部、、、
    そしてリヒテンシュタインのこれらの地域は、
    共通した雰囲気をかもし出しています。


   ちなみに、個人が土地を持つと「所有」といいます。

   しかし、王や君主といった専制体制が土地を持つと
   「領有」という表現をします。。。


    氏素性でこうも異なる訳ですね、、、

   さらに言えば、王宮と言われるもところは、
   つまるところ一家族の「自宅」な訳です。

   これは第三社的な視点から言い換えれば
   「巨大な一戸建て」
   という見方も出来ます。


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MASA:イギリスのバッキンガム宮殿。
     日本の皇居。

    

    これらも、つまるところ「一家族」が居住する
    「超!巨大な邸宅」です。

    それが許される体制が
    「立憲、または専制君主制国家」な訳です。

    物事は、視点を変えてみて見ると、
    こういった見方が出来るものなのです♪


Ann:なるほど。
   一家をそれだけ栄えさせるというのはすごいことですね。


   小さな国家というのは、アンドラやモナコなど
   今までも出てきましたが、小さな国の行政というのは、
   やはり似てくるものでしょうか?


   そして小さな国は、わりと裕福な国が多いですね。
   裕福だから国として成り立っていられると
   言うことでしょうか?


MASA:たしかにその様な一面もあります。

   ここで間違っては行けないのは、
   「それは小さいから可能なのだ!」
   と決めつけてしまう事です。

   国の大小には関わり無く、
   運営するものの能力が問われるものです。

   結局のところ、「運営者の質」が
   最も影響していると思います。



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(画像From: グーグル画像)