ニューヨーク インタビュー編 1(121)
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これは今から10年以上前の2000年当時の
インタビュー記事です。
現在のMASAは、当時とは異なり、
アメリカに気持ちは向いていません。
なぜならば、
このすぐあとに、911のテロ事件があり、
アメリカが、そして世界の情勢が
大きく変わってしまったからです。
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≪Across The Border(国境を超えて)NY編 パート1≫
Ann: さて、MASAさんは何月にNYにいらしたのですか?
季節によってずいぶん印象がちがうと思うのです。
MASA: う~ん、、、
春を間近にした、時期であったと 思います。
Ann:四季がはっきりしている東海岸の春は、すばらしいです。
MASA: 到着前の機内インフォメーションによると、
NYは「快晴」とのこと。
眼下に マンハッタンが 見えた時の感動は、
忘れられませんね!!
かなり興奮しましたよ!
Ann:それまでいろいろな国に降り立ったことがあると思いますが、
NYはやっぱり魅力的なところなのですね。
空港はどこですか?
MASA:JFK国際空港でした。
Ann:NYにはラガーディアとJFK、
二つの大きな空港があります。
ラガーディアのほうがマンハッタンに近いのですけど、
JFKでも着陸の時にマンハッタンが見えるのですね。
MASA:僕は、東京から リムジンを予約していたので、
それに乗ってホスト・ファミリーのお宅へ
お伺いすることとしていました。
Ann:リムジンは便利ですね。
ドア・ツー・ドアのサービスです。
タクシーとちがうところは
予約ができるということでしょうか?
私も空港リムジンシャトルバスをよく利用しました。
さて、いよいよファミリーと会うのですね。
MASA:ホストファミリーに関しては、
東京のエージェントで いくつかの
希望を 聞かれました。
・若い夫婦と、年配の夫婦では どちらがいいか?
・子供は いてもいいか?
・ペットは いてもいいか?
・共働きの家庭はいかがですか?
等々・・・
Ann:これは難しい質問ですね。
初めてホームステイする人には
決めがたいことだと思います。
MASA:結局、その希望には
「お若い夫婦でも、結構。
お子様は何人いても構いませんし、
ペット?おおいに歓迎」
と書いた記憶があります。
Ann:ホストファミリーにはあたり外れが当然あります。
それは金銭目的でやっていて、
ひどい環境のところであることもあるし、
性格が合わない場合もあります。
NHKアナウンサーの久保純子さんが
東海岸にホームステイした時は、
子どもがたくさんいて、
そのほかにも子どもを預かっていて、
トイレにはドアがなく、
帰ると自分のベッドにたくさん子どもが
並んで寝ていたと書いていたのを読んだことがあります。
食生活もベジタリアンもいれば
その逆に一切 野菜、果物をとらない
家庭があって、体の調子を崩した人もいます。
ええと・・・それでどんな感じのところでしたか?
MASA:最終インフォメーションによると、
「お子様の独立した 老夫婦のご家庭。
ペットはおりません」とのことで、
僕の希望は はかなく崩れた訳・・・
そんなふうなら 聞くなヨ~!とか
思いましたが、それはそれで
結構楽しみでした。
Ann:希望が聞き入れられるケースって
あまりないようですね。
とりあえずは 聞いておきましょう。
もし合う所があればラッキー!という感じですね。
MASA:半分 不安があったかもしれません。
「合わなかったら、どうしよ?」 ってことですよね。
一ヶ月とはいえ、心配は心配でしたよね。
Ann:それってお互い様ですよね。(笑)
あちらもどんな子(?)が来るのでしょう?
と思っていますから。
MASA:さて、「どんなご家庭かな?」なんてこと考えてるうちに、
車はファミリーの街に到着。
ドライバーは いまいち 方向感覚が悪いようで、
「ごめん、ナビしてもらえるかい?」とのことでした。
Ann:わかります。タクシードライバー人は
まだ日が浅い移民が多いです。
マンハッタンから空港に行く時も
迷ってしまったことがあります。
私もマンハッタンでは、タクシーをよく利用しますが、
隣で地図を広げて、道案内をすることが
ありました。
MASA:元々、パリに滞在したり 色々なところを
放浪してきているので、 土地感はなくても、
方向感覚だけは 人一倍なもんで 、
ちょっと地図を見れば、アメリカは 簡単ですよね。
Ann:いえ、あちこち住んでいても方向感覚の悪さは
改善されません。(笑)
アメリカは地図さえ持っていれば、
迷うということがないから
それはいいことです。
MASA:ドライバーに、
「あんた、なんで英語の
学校に行く必要あるんだい?」
とか 言われながら、到着。
Ann: 移民して間もないドライバーがたくさん
いますからね。
あまり英語が得意でない人も
います。
MASA:そこは JFKから車で東へ
小一時間も走ったでしょうか?
(ドライバーが迷わなければ、およそ30分)
ロングアイランドの HICKSVILLEという街。
晴天のアメリカ。
滞在する家は、白い壁の 一軒家。
これが、僕の「冒険心」と「憧れ」と
いささかの「恐怖」すらを持って迎えたニューヨークでした・・・
ヨーロッパの 街並みとは、明らかに 違うその風景は、
僕を わくわくさせましたネ!
そう!五感を刺激したんですヨ(笑)
まだ見ぬアメリカへ あこがれる方も
いらっしゃる事でありましょう・・・
一度、訪れたアメリカに 惹かれ続けている方も
また居るでしょう・・・
僕も、前者でありました。そして 今は 後者な訳です。
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MASAからの一言
現在の欧米が、世界標準とか
グローバルと呼ばれる世界となったのは、
決して経済力だけでなく、
そこに 世界最高レベルの生活・学問・文化
水準を持っているからでしょう。
国は開放され、移民を受け入れ、
たくさんの留学生を引き寄せた!
私たちが 今、アメリカに引かれる理由。
そんなことも、そのうちの一つではないでしょうか?
東京へ出た僕が 感じた日本。
それは 『陽気な 絶望と、絶望的な歓喜 の渦巻く社会』
僕が、海外へ出た理由。
「そこには、楽しい社会が望める」と感じたからです。
そう!それだけのこと!簡単な理由です!!
でも、そんな程度でいいと思いますヨ!?
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