殿の元に集結した4人が、生まれ持った宿命の名の下に戦った前回。
今回は、シンケンジャーとして生きていくことがどういうことなのかを、もう少し掘り下げて。
「ほっとけ…。この程度でつぶれるような奴はいらない」
「弱い奴は邪魔だ」
言い方はぶっきらぼうだけど、戦いという死と隣り合わせの任務の中相応の実力がないと命がいくらあっても足りないというわけで、家臣の命を気遣ってのことですよね。
彼等を日常から切り離して戦わせることに躊躇していた丈瑠だし、今ならまだ引き返せるから、戦えるだけの力がないのなら日常に戻ってかまわないと。もとより一人で戦う覚悟はできている。
「一生懸命だけじゃ、人は救えない!」
人を救えないどころか、自らの命まで落としてしまったのでは、何も始まらない。身を持って知らしめる丈瑠を見て奮い立つ四人っていうのは、燃えました。
一番頼りなく見えることはが実は一番丈瑠の言うことを理解していたり、「そういう風に育てられてきたから」殿に忠義を尽くすことに何の疑問もなかった流ノ介が初めて丈瑠に憤りを覚えて、そこから真の優しさを理解するところとか、イマドキの青年で「たりぃしやってらんんねぇし。で、何?」な千明が、言葉より行動でその覚悟を見せつけられてちょいやる気を見せたところとか、クールビューティでちょっと怖そうだけど実は同性に優しい(美人は同性に優しいものだ、うんうん)ところとか、それぞれのキャラの見せ方とかすっごい良かったです。
そういや茉子って、子供好きで幼稚園でバイトしていたんだっけ?一生懸命で素直なことはは、子供みたいに可愛いよなぁ。
とにかく、一番忠義心が篤くて、殿の言うことなら右も左になるような奴かと思っていた流ノ介が、しっかりと自分を持っていたのはよかった。
千明が持っていた「おでん」がすっごく印象に残っている中、合体した姿が「おでん」だった時は吹きました。あのおでんは、これの伏線(?)だったのかー(笑)
あちこちでも言われているけど、この話は「シリアス」なんですね。
ちょっと想定視聴層が高めの設定で、子供はついてこれるのかっていう意見もあるようだけど、私は子供の頃、シリアスで敵が怖い方が面白くて好きだったような気がする。だから、今の子供がこれについてこれないことはないだろう…、と思うんだけどなぁ。
シンケンジャーの脚本は、小林靖子さんなんですね。「電王」にどっぷりはまったので、もし小林さんと相性が良いのなら、これにもはまりそうな気がする。
今期は、ライダーも戦隊も楽しいなぁ。
で、困ったのが録画。
一度録画したデータを保存してから次の録画に入るので(一時間番組だったら間に5分程度の番組が入るから問題はないんだけど)、デッキが悠長に保存をしている間にディケイドは始まっているわけで。最初の方が切れるんですよね。それで去年はゴーオンはリアルタイムで観て、キバを録画していたんだけど、今回は両方とも録画したいし…。悩んだ末、両方タイマー予約はしておいて、シンケンをリアルタイムで観て終わったらすぐに録画停止ボタンを押せばよいだろう…と思った矢先。今日の朝は、起きられなかった…。目ざましが鳴らなかったよぅ…あぁせっかくのディケイドの冒頭部分が~~!!!
…来週からは、きっちりと起きよう…。
余談ですが。
「一生懸命だけじゃ、人は救えない!」
どこかのRESCUEで聞いたような台詞だ。
「人命救助」という点においては、どちらも同じなんですね。