Windows 11 インストール時にシステム要件(TPM)のチェックを回避する
Windows 11をインストール時のシステム要件のチェックは、レジストリを変更することで回避できます。
具体的な手順は、以下の通りです。
手順
- インストール開始画面で、Shift + F10でコマンドプロンプトを起動する。
- 「regedit」でレジストリエディタを開く。
- 「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup」に「LabConfig」キーを作成する。
- 以下のDWORD(32bit)値を作成し、「1」にする。
- BypassTPMCheck(TPM 2.0)
- BypassSecureBootCheck(セキュアブート)
- BypassRAMCheck(メモリ)
- BypassStorageCheck(ストレージ)
- BypassCPUCheck(CPU)
なお、レジストリの設定をコマンドで実行する場合は、以下のようになります。
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reg add HKLM\SYSTEM\Setup\LabConfig /v BypassTPMCheck /t REG_DWORD /d 1 /f
reg add HKLM\SYSTEM\Setup\LabConfig /v BypassSecureBootCheck /t REG_DWORD /d 1 /f
reg add HKLM\SYSTEM\Setup\LabConfig /v BypassRAMCheck /t REG_DWORD /d 1 /f
reg add HKLM\SYSTEM\Setup\LabConfig /v BypassStorageCheck /t REG_DWORD /d 1 /f
reg add HKLM\SYSTEM\Setup\LabConfig /v BypassCPUCheck /t REG_DWORD /d 1 /f
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Windows 11 初期セットアップをインターネット接続しないで出来るようにする方法(非ネット接続でのローカルアカウント作成)
手順
- 初期化直後や購入したばかりの PC で初めて電源を入れると、初期セットアップが始まり「国または地域はこれでよろしいですか?」の画面が表示されます。PC はこの画面のままにしておいて「2」へ進みます。
- キーボードの「Shift + F10」キーを押します。 ※ Shift + F10 で「3」の画面に切り替わらない場合は「Shift + Fn + F10」キーを押してみてください。
- 「2」のキーを入力すると「国または地域はこれでよろしいですか?」の画面に画像のようなコマンドラインが表示されます。
- コマンドラインに、
oobe\BypassNRO.cmd と入力して「Enter」キーを押します。
※前項のインストール時には操作できません。インストールが完了し、初期セットアップウィザード時の操作になります。
- Enter キーが押されるとすぐに PC は再起動します。
- ネットワークに接続する項目で、通常の初期セットアップ時には無い「インターネットに接続していません」が表示されるようになっています。「インターネットに接続していません」をクリックしてください。
- 「制限された設定で続行」をクリックします。
- 「同意」ボタンを押します。同意ボタンを押した後は通常のローカルアカウントでの初期セットアップが開始され、以後オフラインで初期セットアップを完了することができます。
- 再起動後はふたたび「国または地域はこれでよろしいですか?」画面になります。「はい」ボタンを押して先へ進みます。