1983年の7月ホットウェーブフェスティバルの予選が行われた

この回はフォークニューミュージック部門と

ロック部門に分かれて予選

自分らはロック部門

横浜市教育会館で本選を目指して戦うことに

教育会館も500人ほど入るホールなので

ここで演奏できるだけで結構気持ちがいい

高校生スタッフも気合が入り

会場は満杯だ

まずは弁当をもらって準備

ホットウェーブ恒例ののり弁だ

このころからなのかわからないが

ベースの渡辺は飯を食べるとき

ハムスターみたいにたくさん口の中に入れて食べる

今でもそうなんだけどなかなか面白い癖だ

自分は迫力に負けて内股だ(笑い)

益田は黙々と食べる


水中探検家広部俊明 海を行く!
予選が始まった

曲目はコンクリートシティー

このころのメインの曲

夢工場でデビューしたときのファーストアルバムにも入っている曲だ

ホットウェーブは

応募曲のほかにもう1曲イメージソングを作るところが面白い

全バンドこのために1分半ほどの曲を作ってくるんだ

テーマは波

自分らもメンバーが互いに作品を出し

浅いが作ったリメンバーで挑戦だ

この曲もその後のライブで人気になる曲なんだけど

よく聞いてみると少し違和感があるんだ

さわやかな曲にもかかわらず

やたらドラムのリフが入っている

やはりイリサだ

ベストドラマー賞を狙うために難しいリフを入れていた

さすがイリサ(笑い)

予選はうまくいった

客の受けもよく

一番最初に予選通過の発表を受けた

そのときいたのは教育会館の客席ステージから見て左の後ろから2番目の列だ

今でもよく覚えている

左側の通路をとおり

誰もいないステージに一番最初に乗るのは気持ちよかったな


このホットウェーブ高校生のスタッフも主役だ

スタッフバンドがあり

高校時代という曲をスタッフ全員でうたうんだ

さびのところの歌詞は 高校時代みんなで吸いまわした1本のハイライト

んーーー時代を感じるぞ

確かにこのころタバコは

みんなタールが強かった

マイルドセブンは確か小学校6年ぐらいに登場して軽いタバコで有名だったんだ

中学校の不良はセブンスターが多かったな

軽いタバコの代表はジャスト、パートナーと言うタバコも軽かった

チョコの味がしたジョーカーと言うタバコもあった

ま、今みたいに1ミリとかのタバコはなかったんじゃないかな

それでもハイライトを吸っているやつはほとんどいなかった

んーーー自分らが古いと思うんだから

今のやつらはどう思うんだろうか

ただ歌詞にするとやはりハイライトなのだろう

セブンスターにして歌ってみたが字余りだこれは没

マイルドセブンは論外だショートホープもだめだ

パートナーは歌えるんだけど意味が違って聞こえるしメジャーじゃない

若葉?みやび?日本で攻めてみたが今度は字足らずだ

洋もくはどうだ?ラーク?マルボロ?だめだしっくりこない

ジョンプレイヤースペシャル?絶対に無理だ

こうなるとやはりハイライトしかなくなってくる

うん!やっぱりハイライトだ

ハイライトしかないぞ!


予選も終わりいよいよ神奈川県民大ホールで

2500人の前で演奏だ

浮かれまくっている5人がいた

益田もだ・・・・・受験大丈夫か?