「ホメオパシーは無意味」医師会と医学会も見解
(読売新聞 - 08月25日 20:23)
患者に独自の砂糖玉を飲ませる民間療法「ホメオパシー」について、日本医師会(原中勝征会長)と日本医学会(高久史麿(ふみまろ)会長)は25日、医療関係者がこの療法を用いないように求める見解を共同で発表した。
日本学術会議が24日に出した会長談話に賛同した。原中会長は「(ホメオパシーは)科学的にはまったく無意味」と述べた。高久会長は、ホメオパシーだけに頼り、きちんとした治療を受けないことが問題だと指摘した。
また、長妻厚生労働相も25日、「仮に、本人の意思に反して病院に行かないようなことがあるとすれば問題。省内でよく議論し、実態把握の必要があれば努めていきたい」と述べた。