5月に東京で行なった指紋分析の10名の方のコンサルテーション&コーチング1回目が終了したところです。
いつもレポートを読み解きながら実感することは、産まれながらの才能は、大抵の場合、自分にとって非常に当たり前の日常の一部なので、気付きづらい、という事。
何らかの理由で自分を肯定的に見る事ができない場合は、大人になっても才能に気づかずに、間違った方向で努力奮闘し、その努力が報われないこともあります。
よって、日常は喜びよりも悲しみや怒り、不満と言った感情で疲弊し、才能から益々遠ざかる生き方に。
特に親のしつけや言葉が非常に大きな力がある為、幼い子どもの潜在意識の中にストレートに入って、その後の人生を左右する影響力を持ちます。
親の言葉で暗示にかかり、自分で自分に限界を設けて、才能が発揮出来る機会が失われてしまうのですね。
本当は、本能ではわかっているのです。
才能を使う時はスムーズに出来て、好奇心が刺激されて、喜びを感じますから。
逆に才能が無い分野の場合は、居心地悪く感じたり、不安がよぎったりしますから。
あるがままの自分を受け入れられて、安心して本脳のままに生きることが許された状況になると、感情が自分にとって当たり前の才能を教えてくれます。
幸運な場合は、親の気づきによって導かれる事ですね。
例えば親がピアニストや画家などの専門職の場合、家庭環境がそのような機会に触れやすいので、子供も才能を自然に発揮しやすいのです。
又、多様な他者との交流で自分の才能が得意な事として浮き彫りになる事もあります。
なので、学校へ行って大勢の人と交わる事は、大切な機会になるのですね。
誰かに褒められる事で才能に気づいたり、仕事でたまたま自分の才能にあった選択をした結果気付いたり、
などなど人によってさまざまです。
残念な場合は、非常に高い才能があるにもかかわらず、何らかの理由で、本当の才能を全く発揮できずに、才能があることさえ自覚出来ずに大人になる場合です。
困った事に、日本の教育システムは、苦手や短所を頑張って克服して全部平均にしようとする方針のため、大抵の親も苦手を克服するように子供に勉強させて、それによって更に苦手意識や劣等感を植え付けてしまいます。
また、才能が発揮される初期の段階でちょっとした間違いを叱責されて、それがトラウマになり、才能が開花しない場合もあります。
上手にできることを更に伸ばそうとする教育ではない場合、才能に気づきづらくなります。
努力や忍耐は美徳、という考えも才能に気づきづらい環境の一因です。
確かに努力は大切ですが、全く才能がない分野でどんなに努力しても、その分野で大きく飛躍的して世界的なレベルになるのは難しいです。
飛躍的な開花は、才能があることがベースになります。
世界のイチローも大変な努力をして今の活躍がありますが、彼には目の強さと空間認識力と身体能力という才能というベースがあって、その上でのたゆまない努力の結果、世界のイチローなのです。
ベッカムも同じく、非常に恵まれた身体能力に空間認識力と目の強さがあってこそのストライカーとしての目覚ましい才能を存分に発揮して世界で認められたのです。
モーツアルトを敵視したサリエリは、本当の自分の才能に気づくことなく、モーツァルトの才能に嫉妬し、苦悩の人生を自ら選択してしまったのです。
親に認められ、安心してのびのび自然体で育てられると、子供の潜在意識は傷つかないので、自己受容感が育ち、自然に才能のある方向へ進みやすくなります。
その結果、楽しいからますます努力して、喜びを得ながらスイスイ幸せの道を歩めます。
努力も苦労さえも楽しいのです。
目や肌の色や容姿という器が遺伝子の影響であるのと同じく、性格・考え癖・潜在意識・学習法・感情の起伏さえも遺伝子の影響を受けているのです。
遺伝子は脳の各機能に影響を与えて、その人独自の物の見方・考え方・人とのかかわり方・感情の持ち方・潜在意識の持ち方など形作ります。
天邪鬼的な思考さえも遺伝子的な脳の機能の影響なのです。
ただ、容姿と脳機能の遺伝的な影響の決定的な違いは、目の色や肌の色といった肉体的な遺伝は変える事が出来ないけれども、
脳の機能の遺伝は、可能性という種を持って生まれてくるので、生後の環境や親の育て方・成人してからの意識によって如何様にも変わることが可能である、という点です。
人間という生き物のは、まさしく可能性の塊で生まれてくるのです。
今回、10名の方が指紋分析によって自分の本質を知り、生まれ持った才能に光が当たり、たくさんの気づきがあったと思います。
コンサルテーションコーチングを通じて、過去の自分、今の自分と向き合って頂きました。
これからもっともっとご自身と向き合って、本当に自分が望む未来を実現するために、才能を使って、新しい人生を思う通りに生きて頂きたいと願っています。
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