自分らしい幸せや生き方は、自分の本質、特に長所・得意・好きなことを徹底的に知って、わくわくする気持ちで人生で本当にやりたいことを追求して生きる事だと私は考えます。
人生は選択の連続です。
進学・就職・転職・恋愛・結婚、と、大きな分岐点に立ったとき、本当に自分のやりたい事や夢や希望を自分でわかっていないと、地位・名誉・給与・安定・社会的評判など、自分基準じゃない外の世界の評価・意見に惑わされて、自分の本質と合わない選択をしてしまう可能性が高くなります。
その結果は、多くの人が経験していると思いますが、『欲求不満』、と言う形で表れるのです。
自分の本当の欲求を自分で満たす事ができないので、それを解消すべく、物・人・お金など更に外の世界に依存していく、という負の繰り返しになります。
人生の主人公を自分ではなく、物やお金や他人に置いてしまった結果、幸せになりたいという気持ちからどんどん離れた人生になるのです。
自分の本質と離れた生き方をする限り、永遠に満足する幸せにはなれないのです。物・お金・人はつかの間の喜び与えてくれますが、直ぐに飽きて、別の物・人・更なるお金を求め、負のスパイラルは続くのです。
自分の本質に沿った生き方をしていると、心から満足するので、物もお金も人への過剰な要求は自然となくなります。自給自足の如く、自分で自分を満たす事ができるからです。誰にも何にも依存することなく満ち足りて生きる人生になるのです。
『本当の大人』とは、自分で自分を幸せにできる人、と私は考えます。
短所も長所もあるありのままの自分をありのままに受け入れた上で、自分の価値を認め、自分の好きなことを追求して嬉々として生きていく事だとつくづく思うのです。
例えば結婚。
本当の大人同士が結婚するから楽しいのです。世界が倍倍で広がって、多様になるのですから。
これから結婚しようと思う人は、相手に幸せにしてもらう、相手を幸せにしよう、などと思ってはいけませんよ。自分を自分で幸せにできない人は、誰にも幸せにできないし、ましてや相手を幸せにすることもできないことを自覚することです。依存関係から生まれた幸せは長続きしないものなのです。
話がそれたけど、
人生の全において自分らしい幸せな生き方を選ぶには、まず、今のあるがままの自分を理解して認めることが土台です。愛と自己受容は幸せの基礎なのです。
よって子育ては偉大な大仕事です。
子供は親の生き様をそのまま魂に刻んで、親を通して世界を学びます。
親の在り方や親が日頃口にする言葉や日常生活に表れる感情は、子供の真っ白な潜在意識に入り、その後の人生の土台となるのです。潜在意識が全開の12歳位までが非常に重要です。
私たちはインプットしたことしかアウトプット出来ません。
愛を知らなければ、愛を表現することはできません。平和を知らなければ、平和な状態にあることができません。
大人になった今の自分や人生は、これまでの自分の経験の集大成なのです。
愛と調和に溢れた肯定的体験が多ければ多いほど、人は肯定的・楽観的になり、自分も他者も世界もありのまま受け入れ信頼関係を築きやすくなります。安心・愛・調和が心にあるからです。
愛を知らず惨めで辛く悲惨な体験が多ければ多いほど、人は懐疑的・悲観的になり、自分も他者も世界も信じられず暗い人生を選択しがちです。恐怖・争い・罪悪感・恨み・憎悪が心にあるからです。
子供時代が暗く辛くても、大人になって辛い事ばかりの人生でも大丈夫です。これまでどんな人生を歩んできた人でも問題ありません。
本来、私たちは誰もが望む通りの幸せな人生を生きることができるのです。
それはとても簡単なことなのです。
誰にでも今すぐにできるシンプルなことなのです。
つづく。