先週の土曜日は義理の一番下の弟の結婚式でした。
中華系シンガポーリアンの結婚式は、
朝のお茶の儀式から始まります。
朝7時頃から新婦の実家でお茶の儀式
この時点から新郎新婦は
タキシード・ウエディングドレス姿です。
新婦の両親・兄や姉・年長の親戚などに
新郎と新婦が膝まづいて甘いお茶を捧げます。
そしてお茶を受け取った人はご祝儀を新郎新婦に渡します
新婦の実家の次ぎは移動して
9時過ぎころから新郎の実家でお茶の儀式。
新郎新婦の親しい友人が5,6人づつと
カメラマンやビデオマンも付いてきますからけっこうな人数です。
新婦側の友人はレモンイエローのドレスで統一、
新婦側の友人は黒のスーツ&黄色のネクタイで皆キマッています
結婚式のテーマカラーはレモンイエローのようです。
このお茶の儀式が終わると、新郎の家で
親族・友人たちと写真撮影をして、簡単な朝食。
その間に、ケンと私は新居へ移動し
新居で彼らが来るのを待ちます。
新郎側の年長者が先に新居へ行って
新居のドアを新郎新婦のために開けるのが慣わしだそう。
11時前にご一行が到着。
義弟は身体を鍛えるのが好きで部屋の一室はジムになっていて、
鏡張りの部屋には壁掛けテレビに大きなジムのマシンが2つ。
この部屋を見たご一行からは
おお~という声があがりました。
1時間ほど新居を見学したり、写真撮影をして
ご一行は披露宴会場へ移動となります。
ケンと私はご一行を見送り新居のカギをかけて
一旦実家へ戻って、一息ついてから、ホテルへ移動。
ホテルでは12時過ぎから立会い人の元、
結婚の登録の儀式が始まり、
誓いの言葉、指輪の交換、登録書への署名を経て
2人は公的に夫婦となります
その後はカクテルや軽食が振舞われ、
親族や友人同士の雑談になります。
今回はランチのため1時過ぎに会場のドアが開き披露宴開始。
会場内はたくさんの黄色いバラとカサブランカで
美しくデコレーションされています
結婚式は日本と違ってシンプルです。
今回は、2人の生い立ちを紹介する写真ビデオ、
生ボーカル演奏、ウエディングケーキ入刀、
シャンパングラス、2人からのお礼の言葉、
お色直し1回。
司会も友人2人によるもので、
一人が英語、もう一人がマンダリンで司会をします。
座席は新郎側の親族がVIP席、ステージのまん前に座り、
その両側に新婦の親族席となり、
後ろ側に会社や友人関係となり、
席順は自由で、日本とは大分違いますね。
新郎新婦は新郎側のテーブルに座って一緒に食事や談笑ができて
日本とは違いの~んびり和やかな雰囲気の結婚式です
引き出物はホテルのチョコレート2粒(こちらでは一般的)
最後は、親族はドアでゲストをお見送りし、
お開きとなったのは4時ちょっと前。
日本みたいにホテルの式場は
きっちり2時間という決まりはないのです。
ただ、同じ中華系シンガポーリアンでも風習が違うらしく
新婦は広東系で、本当はもっと色々なことをするのが恒例のところ
今回はずいぶん簡素にしたそうです。
広東系は、お式のあとも夜のバーベキューが待っていて
朝の4時起きの2人にとってはたくさんの人からお祝いを受け
幸せオーラが輝く長い1日となります
この日を迎えるまでに色々な試練を乗り越えた2人。
いつまでもいつまでも仲良く
たくさんの笑いと愛のある家庭を築きますように