どんなに食べるものに気をつけていても
早食い・大食いでは元も子もありません。



今回、母の入院でそのことが良くわかりました。



母も元は早食い・大食いの達人。


長年の仕事のくせで、人一倍速く食べて、人一倍たくさん食べることが
身についてしまっていたんですね。


仕事をしている時は、若さと体力があったし
カロリーとして消費されていたけれど。。



健康のために食事の内容には気をつけてはいたものの、
早食い・大食いはなかなか修正できずにいました。


一度身についた習慣、特に食習慣はなかなか
変えることは至難の業です。


私がいくら注意しても、一人で食べているとつい忘れてしまう。

頭ではわかっていて、反省するけど、実行できない。



先月、原因不明の痛みと吐き気で2週間の入院となり、
その間、全くといっていいほど食べられず、
かろうじて水とスプーン一杯のお粥で過ごしました。



この強制的な断食のおかげで、5kg痩せて肝機能も改善し
痛みと吐き気も嘘のように消えてしまいました。



もちろん、人によって生まれもっての体質や
生活習慣で作られる後天的体質があるので
だれもが同じ方法で病気や不調が改善するわけじゃありませんが、
現代人は往々にして食べすぎで
大食いから色々な病気がおきていることは事実。



わが身を振返って、病気を作った食習慣なり
生活習慣を見直すことが必要になります。



母の場合は、食事内容うんうんよりも、
明らかに食べ方に問題があったのですね。



良く噛んで食べない→胃腸に負担→消化吸収に負担→良い血液が作れない→体温が上がらない→冷え→臓器の機能低下→免疫低下→体全体に負担


お腹一杯食べる→酵素の無駄遣い→胃腸の負担→血液を汚す→免疫低下→体全体の負担



いくら良い食べ物を食べていても、
食べ方・食べる量が適切じゃないために
結果的に健康の基本である血液を汚して、
自ら体の免疫を下げていたのです。



血液が濃すぎず薄すぎず、
サラサラと綺麗で栄養と酸素がたっぷりあるとき
体は免疫を高めて自然と健康を保てるのです。



災い転じて福となるとはまさにこのようなことですね。


今回の経験でやっと本人にも自覚がうまれて
食事は腹八分、1口最低でも30回以上噛んで食べる、を徹底。


いつも食事中の会話には

「今、何パーセント?」

「もう少しで80%だから、これ食べてお終い。」
というやり取りがありました。



毎日色々なところへ出掛けて、良く歩いて脚も良く使い
適度に汗をかいて解毒を促し
腹八分、ゆっくり噛むを実行。


美味しくご飯を食べて、夜はぐっすり眠れ、朝は快便。


体重も増えることも減ることも無く
元気に過ごすことができました。



早食い・大食いは、病気は元より、
老化を早める、美容の大敵です。



透明感のある剥きタマゴのような素肌美や
ツヤツヤの髪や桜色の爪は健康がなによりの基本。



綺麗になりたければ、やっぱり体の中の健康からです。



毎日食べいてるもの、食べ方、食べる量、
見直してみましょう。