終わらせるのが遅すぎる、ということは間々あって。いつまでもダラダラ続く、続けていくのであれば、それは最早「緊急事態」ではなく、それへの対処でもない。
人が生きていく中で「緊急事態」というものは、確かにあります。
その渦中にあっては、何をしても「やむにやまれず」であり、そうする以外「選択の余地はない」という場面も、大いにあり得るでしょう。
その意味、その文脈において、ワタクシ、憲法に「緊急事態条項」を規定するのは必要不可欠だと考えております。
とは言え、どれほど追い詰められ、切羽詰まったとしても、例えば、人を殺す、人のものを盗む、姦淫・強姦におよぶ、嘘をつく、といった「これだけは、やっちゃだめ」を失わずにいるのは、人として大切なことでして。
⚫️ 何であれ「備え」は必要。
で、やはりこれが結論。
憲法(最高法規)に「緊急事態条項」を設けるのは必要不可欠。でも、その理由は、現状の「不足」にあるわけではありません。いや、一応「不備」ではあるのだけれども。
巷間「政府にフリーハンドを与える、何でもありになるから危険だ」という、おそらくは誤解、もっと言えば曲解もあるようですが、本来(!)、緊急事態条項は「それでも、これだけはダメ」を、あらかじめ規定しておくためのもの。
すなわち、平時においては「○○できる、して良いよ(それ以外はやっちゃダメ)」という法体系にあるものを、非常時につき「△△できない、したらダメ(それ以外は何をしても良い)」に切り替えられるようにする、ということですね。
少なからぬ人が指摘するところの、ポジティブリストからネガティブリストに、というやつです。
なんですが、じゃあ、今、積極的に議論を進めるべきかと問われると、それは実際、ちょっと微妙です。
テレビ・新聞の情報を鵜呑みする人々と、そこしか見てない政治家達は、今も「新型コロナウイルス感染症物語」に夢中。二番煎じ、三番煎じでしかないのに「オミクロンの章」突入に沸き返ってます。
しかしながら、初めから「物語」だと見抜いていた人や、途中で気付き、あるいは、良い加減飽きたぞ、という人々もいます。
で、一方に「勝手をする奴がいて感染を広げている」から「緊急事態条項が必要なんだ」とお怒りの人がいて、もう一方には「マスク着用・ワクチン接種強制に繋がる」から「緊急事態条項なんて不要だ」と憤る人もいるという・・・
ワタクシ「個人の感想」を言わせてもらえれば、此度の「コロナ禍」関連づけて「緊急事態」を語るのは、いささか不適切、というのが正直なところです。
何しろ(少なくとも日本においては)緊急事態じゃない(なかった)んですから。
⚫️ 必ず「終わらせる」ことが重要
そもそも「緊急事態」とは何ぞや、というところに、ある程度の合意が必要で。
2020年初頭から春先にかけて「新型コロナウイルス」が全くもって正体不明で先行き不透明だった折の、最初の緊急事態宣言は、まあ、分からないでもない。
けれど、その後については、もう、全然必要のないものだったと思います。
結局、緊急事態宣言と、それに伴う様々な措置によって「得をする」人がいた、ということでしょう。
と言うか、およそ省庁・役所というところは何か新しいこと(それには必ず予算が付く)を始めると、それをやめることはほとんどない、というものでして。
そこに、一方で政治家がくっつき、もう一方で企業がひっつくというね。
此度の件で言えば、PCR検査であり、(予防グッス販売をともなう)感染予防対策であり、ワクチン接種であり、とどめが、それらをまとめて「持続可能」とする“ワクチン・検査パッケージ”ですよ。
緊急事態だから、ということで始めたことを、平時になっても続ける、もしくは、緊急事態それ自体をダラダラと続ける、そういう一部(多くの、かもしれないけど)政治家・官僚の体質を改めないことには、そりゃ「緊急事態条項は危険だ」と言う人も絶えないわけで。
⚫️ 「それでもできない」ことを明確に
思えば、この2年ほど「緊急事態」を背景に、「みんな」とか「ご時世」を枕詞にして、様々な「お願い」やら「要請」やら「推奨」やらが横行しました。
それらを全否定はしないけれども、断る、拒否する、遠慮する、の自由を制限することも当然であるかのような議論には辟易しました。
彼らは「正義の人」であるがゆえに、自らの言動が、実質「強制」であり、法律違反の疑い濃厚だということに思い至りません。
それは「してはいけない」以前の「しても良い」ですらないはずなのに、です。
現状の法体系においても、危機管理・感染症対応は十分可能だ、という人がいます。
けれど、それは、「大切な人を守るため」とか「社会をより安全にするため」とか、本来、自分自身の心の持ちようであることを人にも同じであれと押し付ける、えーと、ちょっと冷静になれば、大層気持ちの悪い、場合によっては傲慢な態度にも寛容な人が多いからで。
放っておけば、どこまででも「お願い」してくる人が、そして、聞き入れられるのが当然と考える人が多いからで。
そういう我が国にあっては、いわゆる「公共の福祉」「公衆衛生」の暴走を防ぐためにも、むしろ緊急事態条項をきちんと設け「それでもできないこと」を明確にしておく方が良いのではないか、とワタクシは考えております。
⚫️ 「ソレはソレ」な議論を、是非。
「風邪に毛が生えた」程度と言う人もいる新型コロナウイルス、その「毛」すら抜けたんじゃないのかと思われるオミくん。
だのに、就任間もない首相といい東京・大阪の知事といい、またぞろ張り切ってしまい、マスメディアは、そんな彼らを持ち上げてます。
かねて予想されたとおり、年末年始の帰省について慎重にと「お願い」したり、文部科学省に至っては「濃厚接触者は受験不可(追試対応)」とまで言い出す始末。
いやいや、感染予防ならまだしも、濃厚接触者になるならないなんて、全くもって本人に制御できる話じゃないでしょうに。
一体、どんだけ若者達に負担を強いるのでしょう。
一体、何処の誰がそんなことを望んでいるんでしょうか。
「貴様、名を名乗れ!」って感じで、これはもう「緊急事態条項」云々以前の問題だと思います。
まずは、オミくんに関して、特にその症状について冷静な観察を。
そのうえで、対策の要・不要を決めてください。
さらに、それとは別の問題として、冷静に緊急事態条項の議論をお願いします。
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参考までに、自民党「憲法草案」を(太字は引用者)。
第九章 緊急事態
第98条(緊急事態の宣言)
1 内閣総理大臣は、我が国に対する外部からの武力攻撃、内乱等による社会秩序の混乱、地震等による大規模な自然災害その他の法律で定める緊急事態において、特に必要があると認めるときは、法律の定めるところにより、閣議にかけて、緊急事態の宣言を発することができる。
2 緊急事態の宣言は、法律の定めるところにより、事前又は事後に国会の承認を得なければならない。
3 内閣総理大臣は、前項の場合において不承認の議決があったとき、国会が緊急事態の宣言を解除すべき旨を議決したとき、又は事態の推移により当該宣言を継続する必要がないと認めるときは、法律の定めるところにより、閣議にかけて、当該宣言を速やかに解除しなければならない。また、百日を超えて緊急事態の宣言を継続しようとするときは、百日を超えるごとに、事前に国会の承認を得なければならない。
4 第二項及び前項後段の国会の承認については、第六十条第二項の規定を準用する。この場合において、同項中「三十日以内」とあるのは、「五日以内」と読み替えるものとする。
日本は議院内閣制(首相≒与党≒国会多数派)ですからね。これで、ちゃんと「終わらせる」ことができるのかしら?
第99条(緊急事態の宣言の効果)
1 緊急事態の宣言が発せられたときは、法律の定めるところにより、内閣は法律と同一の効力を有する政令を制定することができるほか、内閣総理大臣は財政上必要な支出その他の処分を行い、地方自治体の長に対して必要な指示をすることができる。
2 前項の政令の制定及び処分については、法律の定めるところにより、事後に国会の承認を得なければならない。
3 緊急事態の宣言が発せられた場合には、何人も、法律の定めるところにより、当該宣言に係る事態において国民の生命、身体及び財産を守るために行われる措置に関して発せられる国その他公の機関の指示に従わなければならない。この場合においても、第十四条、第十八条、第十九条、第二十一条その他の基本的人権に関する規定は、最大限に尊重されなければならない。
4 緊急事態の宣言が発せられた場合においては、法律の定めるところにより、その宣言が効力を有する期間、衆議院は解散されないものとし、両議院の議員の任期及びその選挙期日の特例を設けることができる。
これが「それでもできない」という歯止めとして有効かどうか。日本は議院内閣制で・・・以下同文。
ちなみに、日本国憲法、第十四条、第十八条、第十九条、第二十一条、は以下のとおりです(太字は引用者)。
第14条 すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
2 華族その他の貴族の制度は、これを認めない。
3 栄誉、勲章その他の栄典の授与は、いかなる特権も伴はない。栄典の授与は、現にこれを有し、又は将来これを受ける者の一代に限り、その効力を有する。
第18条 何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。又、犯罪に因る処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服させられない。
第19条 思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。
第21条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
2 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。
ということなんですが、何かね、現状ですら、いくつか守られていないものがあるような、ないような、やっぱりあるような・・・
「神の被造物」でありながら、要らんことをするから、と、英国やイスラエルの惨状を見て思います。日本は、それら「先進国」を真似をする必要はありません。
*見るより読む派の方はこちらを。同じ内容です。
→https://www.riken.jp/medialibrary/riken/pr/videos/t_cell.pdf
理化学研究所(理研)生命医科学研究センター免疫細胞治療研究チームの清水佳奈子上級研究員、藤井眞一郎チームリーダー(科技ハブ産連本部創薬・医療技術基盤プログラム副プログラムディレクター)らの共同研究グループは、ヒトの体内に存在する季節性コロナウイルス[1]に対する「記憶免疫キラーT細胞[2]」が認識する抗原部位を発見し、その部位が新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のスパイクタンパク質[3](Sタンパク質)領域にも強く交差反応[4]することを示しました。
本研究成果は、SARS-CoV-2の重症度診断、ワクチン効果診断、治療薬の開発に貢献すると期待できます。
今回、共同研究グループは、日本人に多いヒト白血球型抗原(HLA)[5]タイプのHLA-A*24:02に結合するSARS-CoV-2のSタンパク質中のエピトープ[6]の同定に成功しました。季節性コロナウイルスに対する記憶免疫キラーT細胞は、このエピトープを交差認識し、SARS-CoV-2に対して抗ウイルス効果を示します。HLA-A*24:02を持つ健常人の多くがこの交差反応性キラーT細胞を持っているのに対し、造血器腫瘍患者では少ないことが分かりました。しかし、造血器腫瘍患者でも効率よくキラーT細胞を誘導できるエピトープ群が集中する「ホットスポット」があることを見つけ、世界で初めて同定しました。このホットスポットエピトープでSARS-CoV-2感染細胞を刺激すると、眠っていた季節性コロナウイルスに対する記憶免疫キラーT細胞が極めてよく反応します。
本研究は、科学雑誌『Communications Biology』オンライン版(12月2日)に掲載されました。
書店で時々眺めていただけだったんだけど、シカ先生おすすめということで(一応、賞与も出たことだし)ついに買ってしまった。かなり専門的。
医療系学生の定番書がリニューアルしました。最新知見をもり込み、フルカラー化で図版や重要語句が見やすく・わかりやすくなりました。国試問題はさらに充実!教科書や専門書は難しすぎて困るという人におすすめです。
Chapter 1 細菌感染に対する防御反応のストーリー
Chapter 2 細菌感染における抗体産生のストーリー
Chapter 3 ウイルスに対する防御反応のストーリー
Chapter 4 補体と免疫細胞
Chapter 5 適応免疫に関わる物質〜抗体・抗原
Chapter 6 適応免疫に関わる細胞〜リンパ球の世界
Chapter 7 免疫による感染症の防御
Chapter 8 過剰・異常な免疫による疾患のメカニズムⅠ:Ⅰ型アレルギー
Chapter 9 過剰・異常な免疫による疾患のメカニズムⅡ:Ⅰ型アレルギー以外の免疫疾患
Chapter 10 免疫細胞を制御するもの〜分子生物学へ
上の本と見比べて思いとどまっていたんだけれど、(クリスマスだし)ついポチしてしまった。そのうち届きます。そこそこ一般向け。
初学者人気NO1! カラー化し、最新の知見を盛り込んだ待望の改訂版。 キャラクターと共に免疫の複雑な仕組みがすらすら理解できます。 ボリュームアップし、より深く学べるようになりました。 医学生から一般まで、はじめて免疫学を学ぶ人のために。 予備知識は何もいりません。
第1部 病原体との合戦
自然免疫応答と適応免疫応答の二重奏
第1部への前奏曲 自然免疫応答と適応免疫応答
第1幕 免疫応答の基本骨格 細菌との戦い
scene 1.1 決戦前夜―上皮細胞と共生細菌によるバリアー
scene 1.2 いざ決戦!―マクロファージと樹状細胞の登場
scene 1.3 マクロファージが鳴らす警報―炎症性サイトカインとケモカイン
scene 1.4 走れ! 樹状細胞―適応免疫の発動
scene 1.5 エフェクターヘルパーT細胞の出馬
scene 1.6 適応免疫応答のもう1人の主役―B細胞
第2幕 免疫応答の導火線 パターン認識受容体
scene 2.1 病原体の2通りの"つかまえ方"
scene 2.2 3種類のパターン認識受容体
scene 2.3 警報機の3つの設置場所
scene 2.4 細胞の表面に設置された警報機
scene 2.5 細胞の内部に設置された警報機
第3幕 「私」が「私」でなくなる?! ウイルスと戦う作戦
scene 3.1 「私」を証明するリボン―クラスI MHC分子
scene 3.2 「私」が「私」でなくなった!
scene 3.3 "特殊な樹状細胞"の登場
scene 3.4 "特殊な樹状細胞"がT細胞どうしの仲人となる
scene 3.5 ウイルス感染の場で
第2部「自己」と「非自己」のからくり
B細胞とT細胞のひみつ
第4幕 私の敵は数え切れない 遺伝子の切り貼りという離れわざ
scene 4.1 いきなりひと休み―寿司屋へ
scene 4.2 設計図を切り貼りしてアンテナを作る
scene 4.3 遺伝子とは何か?
scene 4.4 遺伝子はどこにあるのか
scene 4.5 遺伝子にまつわる見解の変遷 その1
scene 4.6 遺伝子にまつわる見解の変遷 その2
第5幕 ハシカに二度かかりにくいのはなぜ? 免疫は記憶する
scene 5.1 リンパ球のアンテナ分子の働き
scene 5.2 抗体が抗原をやっつける3つの方法
scene 5.3 一度戦った相手のことは忘れない―免疫学的記憶
scene 5.4 ワクチン療法とは何か?
第6幕 免疫はどうして自分を攻撃しないのか? 前編 「私」を教育する恐怖の胸腺学校
scene 6.1 免疫担当細胞の生い立ち
scene 6.2 「私」を教育する恐怖の胸腺学校
scene 6.3 選りすぐられた細胞たちの卒業
第7幕 免疫はどうして自分を攻撃しないのか? 後編 自分に「寛容」とは?
scene 7.1 自己免疫の嵐はどのようにして起こるか?
scene 7.2 自己免疫の嵐を防ぐ4つの作戦
scene 7.3 免疫学的寛容とは何か?
scene 7.4 「自己」に対する免疫学的寛容(自己寛容)のまとめ
scene 7.5 自分でないものにあえて寛容とは?
第8幕 母と子の免疫学 抗体が細胞の中を横切るものがたり
scene 8.1 抗体のパーツの名前とクラス分け
scene 8.2 細胞の中を横切るトランスサイトーシス
scene 8.3 母乳を介して届けられるIgA抗体
scene 8.4 細胞の中を横切るIgA
scene 8.5 IgGを運ぶ慈愛の分子FcRn
scene 8.6 血管内皮細胞のFcRnも"慈愛"に満ちあふれている
第3部 臨床免疫学序説
さまざまな疾患とのかかわり
第3部への前奏曲 臨床免疫の地図帳
第9幕 適応免疫応答の過剰 まだ謎の多いアレルギーの話
scene 9.1 ちょっと図書館で調べもの―「過敏反応」と「アレルギー」
scene 9.2 IgE がI型過敏反応の引き金
scene 9.3 マスト細胞から化学伝達物質がばらまかれると...
scene 9.4 遅れて参上!―2型ヘルパーT細胞
scene 9.5 ヘルパーT細胞の兄弟姉妹と得意技
scene 9.6 I型過敏反応の他の例
scene 9.7 IgEクラスの抗体が関与しない過敏反応
第10幕 自然免疫応答の過剰 おこったら怖いマクロファージ
scene 10.1 炎症性サイトカインの過剰作用
scene 10.2 パターン認識受容体再論―細胞の傷害の認識
scene 10.3 合体戦隊! インフラマソーム!
scene 10.4 ひとりでに炎症を起こす「自己炎症性疾患」
第11幕 自然免疫応答と適応免疫応答の過剰 さまざまな側面をもつ関節リウマチ
scene 11.1 いきなりクイズコーナーへ
scene 11.2 リウマチで働きすぎる役者たち
scene 11.3 関節リウマチはどこで起こる?
scene 11.4 関節リウマチの4つの側面
scene 11.5 自己免疫疾患としての側面とその治療
scene 11.6 さまざまなエフェクターヘルパーT細胞
scene 11.7 慢性炎症としての側面とその治療
scene 11.8 アポトーシスの異常としての側面
scene 11.9 関節を破壊する疾患としての側面
scene 11.10 より洗練された治療に向けて
scene番外編 破骨細胞物語
第12幕 腫瘍免疫の話 逆手(さかて)に取られた免疫学的寛容
scene 12.1 がん細胞とは何か?
scene 12.2 がん細胞の特徴をとらえる5 つの視点
scene 12.3 がん細胞に対する適応免疫応答―免疫監視
scene 12.4 免疫監視からの回避―逆手に取られた免疫学的寛容
scene 12.5 免疫はがんに太刀打ちできないのか?
scene 12.6 「免疫チェックポイント分子」とは何か
第13幕 エイズウイルスの話 免疫応答を根底から破壊するウイルス
scene 13.1 エイズウイルスは免疫応答の司令官を破壊する
scene 13.2 司令官を失い、路頭に迷う実働部隊たち
scene 13.3 エイズウイルスはめまぐるしく変身して攻撃から免れる
scene 13.4 抗レトロウイルス療法
間奏曲 「真理という大海原」―ニュートンの言葉より
第14幕 フィナーレ 生命の技法 免疫担当細胞たちの生い立ちの秘密
scene 14.1 主題と変奏
scene 14.2 試行錯誤の極み―親和性の成熟
scene 14.3 とてつもない無駄―開花と刈り込み
scene 14.4 性格や人格は遺伝子で決まるのか?
scene 14.5 脳と胸腺との驚くべき類似