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hermitのひとりごと

~風の向くまま気の向くまま~

以前から行きたいと思っていた画家 アンドリュー・ワイエ展についに行ってきました!
ライブでよくご一緒するRyu友のMさんからチケットをいただいておりお願いなんだかんだでずーっと行けず、7/5で終わってしまう所でどうにかセーフ DASH!



平日に行ったのでそれほど混雑してはおらずにじっくりと作品を堪能できた。アンドリュー・ワイエスと言えば代表作、「クリスティーナの世界」や「ヘルガ」が有名だと思うが、今回はそれらは来ていなかった。代わりに目に飛び込んできたものは荒涼とした大地と遠くにポツンと家がたたずんでいたり、洗濯物が風にゆれている構図。絵は華やかさに欠け色はそれほど使っていない感じでどこか寂し気な風景が広がる。作品のほとんどがワイエスの生まれ育ったペンシルベニア州チャッズフォード周辺と、夏の別荘のあるメイン州クッシング周辺。どこかへスケッチ旅行とかは行かず近所の姉弟、近所の家、近所の草むらの風景などとその場所の生活風景を描いた作品が多い。
そこには華やかさはどこにもなくあるのは独特の空気感。使い込まれた家具や生活道具、そして老いた人物。寂し気なその作品たちになぜだか心惹かれその時代を生きた人々に思いを馳せながら作品を観ていった。

今の美術展では多いが写真撮影可能な作品とそうでないものとがあり、OKな場所では皆こぞってシャッターを切っていた。今回のワイエスの美術展は以前に観たムンクと同じところで開催されていた。102点の作品を堪能しながら鉛筆で描いたデッサン画や卵の黄身を用いたテンペラ画、ドライブラッシュという方法を用いた画法が髪の毛の1本1本や動物の毛まで生き生きと描かれていた作品を食い入るように見つめた。
以前行ったのは確か1990年代に来たときだったか・・・。そして今回はワイエスが2009年に逝去して以来、初めて開かれる回顧展となったよう。ワイエスは生涯で300数点の作品を残していて今回はその1/3が東京都美術館に集まっているということだ。
そして、地元民ながら初めて知ったのだが今回の展覧会で作品を所蔵しているところに " 丸沼芸術の森 " というところが主にデッサンを所蔵しているのだがここは私の地元であり、そんな場所があったことすらこれまで知らなかった。解説に自分の住む市が出てきたのをみて初めて知ったところである。なんとまぁ・・・ワイエスに不思議な縁を感じた。









こうしてたまに心をかき立てる絵画展がある。
学生の頃に日本橋の丸善で開催された谷内こうたさんの絵画展&サイン会というものに行ったことがある。谷内こうたさんは昭和の時代に週刊新潮の表紙を描いていた谷内六郎さんの甥であり彼もまた画家になった。叔父の描く日本風の画風とは別に洋風な画風を醸していた作品が多く絵本なども出していた。
最近になってふと思い谷内こうたさんの足跡をググってみたら、神奈川県秦野在住だと思っていたが '80年代にフランスのルーアンに移り住み2019年に70代で逝去されていた。

今回チケットをくださったMさんにはとっても感謝であります。
すばらしい作品をたくさん堪能でき、新たな発見もありました。
本当にありがとうございます!!