DCチャートの太陽/月 | 北落師門のブログ

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具象であれ、抽象であれ、あなたに知覚できるものはあなたではない
知覚するという行為そのものが、あなたの知覚するものはあなたではないことを示している。真実のあなたとは何なのかを見出すために努めなさい。 ----ニサルガダッタ・マハラジ

DCチャートとはDaily Composite Chart の略称で、トランジットチャートと個人の出生チャートをミッドポイント法で合成したホロスコープのことである。5、6年前、占星術のプロで研究家の工藤明彦氏によって発見、命名された。

余談だが、工藤氏がブログで初めてDCチャートのことを発表された日の数日前、私は某タレントの交通事故日のトランジットと出生図を合成したチャートを抽出して事故の暗示が見事に表示されていることに驚いたものである。この経験から「トランジットと出生図を合成すれば日々の運勢が判断できる」ということに一般化できていれば、工藤氏より一足早くDCチャート法を発見していたことになるわけだが(笑)

ちなみに、私は工藤氏とは面識はないが、偶然にも工藤氏と同じく都内中野区に40年以上住んでいた。また、同学年で、容姿も似ていて、西洋占星術に興味を持ったのも青少年時代、と共通項が多く、なんだか前世的な因縁でもあるのかと妄想したりする(笑)

閑話休題。私の経験上ではDCチャートにおいて一番重要なのは太陽/月だと思う。実は2020年の1月から私の身の上に何か印象的な事象が起きた日にはDCの太陽/月を調べて記録している。この記録の中から実例をいくつか紹介しよう。

先週の水曜日のことだが、人生で1度経験するかどうかという珍しいハプニングに遭遇した。東京駅の京葉線ホームに向かう長い下りエスカレーターで、キャリーバッグが滑り落ちてきて私の右ふくらはぎの下部にバッグの端っこが当たったのだ。さいわい直撃ではなかったが、3日ほど軽い痛みが残った。この日、私のDCチャートには太陽/月=天王星があることが分っていたので、事故直後に「なるほどこれか!」とピンときた。天王星は予期せぬ事件・事故、珍しい事象の星である。

その他、DCで太陽/月=天王星の日の経験といえば、趣味の野鳥撮影に行って珍しい野鳥に遭遇したり、長年壊れなかった炊飯器のフタが閉まらなくなったり、隣のマンション住人宛て葉書が私のポストに誤配されていたり、仕事上で珍しいトラブルが起きたり、といったことを経験している。

冥王星は死と再生、復活、宿命的事象といったことを暗示する惑星だが、DCで太陽/月=冥王星が成立する日に父親の訃報が届くということがあった。また、数年ぶり数十年ぶりに同じ場所に行ったり同じような経験をすることがよくある。

DCで太陽/月が大凶星の土星に=する日には、仕事上で憂鬱になること(トラブル・遅延・義務など)が起きたり、家電が故障したりすることをしばしば経験している。

反対にDCで大吉星の木星が太陽/月に=する日には、ラッキーなことが起きることをしばしば経験している。例えば高配当の馬券が的中したり、欲しかった品を店頭で見つけて買えたり、撮りたかった野鳥に遭遇して撮影に成功したり、ストックフォトの写真が売れたり、というように希望が叶ったり経済的な利益を得たりすることが起きやすい。


以上のように、毎日の自分のDCチャートで太陽/月がどの惑星に=するか調べることは面白いし、占星術の研究にもなる。