昨年９月にＨ２Ａロケットで打ち上げられた小型探査機「ＳＬＩＭ」は、現在、月の周りを
回っており、あす金曜日の深夜２４：２０(土曜日００：２０)に月面に着陸する予定になっ
ている。果たして、日本史上初の無人月面着陸は成功するのか、当日のトランジットチャー
トで占ってみた。トランジットは種子島宇宙センターのある竹崎で抽出した。
【２０２４年１月２０日、００：２０、種子島宇宙センターのトランジットチャート】
ＡＳＣ＝天秤座２５°３０′ ＭＣ＝蟹座２７°２４′
太陽／月＝―
太陽／水星＝―
太陽／金星＝火星
太陽／火星＝土星
太陽／木星＝―
太陽／土星＝月
太陽／天王星＝―
太陽／海王星＝火星
太陽／冥王星＝―
太陽／ＡＳＣ＝冥王星
太陽／ＭＣ＝ＡＳＣ
チャートで目立つのは、ＭＣ―ＩＣ軸・太陽・冥王星が２°３３′という狭い範囲で重なり、冥王星が強調されている星相だろうか。太陽／ＡＳＣ＝冥王星というハーフサムも冥王星の強調を示す。冥王星の意味から、この月着陸というイベントが時代を画す画期的なものであることを暗示。しかし、冥王星には大成功か大失敗か、生か死かといった極端な意味もある。
水星／木星＝土星(合)は「慎重。熟考。十分な準備をしてプランに着手」を示し、このプロジェクトがそのような性質なものであることを暗示。中間点の惑星(土星)が歓びのハウス５室に位置していることから、成功を暗示しているとみる。
しかし、ＡＳＣルーラー(金星)が海王星と９０°の正確なハードアスペクト(誤差０°０１′)を形成しているのは気になる。海王星は失敗や失望を意味する。更に、太陽ハーフサムは典型的な大凶パターン・・・。
ということで、楽観視はできず、次の３つの可能性が考えられる。
１．月面着陸に失敗する。
２．月面着陸には成功するが、何らかのトラブルで月面上での探索活動ができなくなる。
３．土星の意味から、月面着陸が延期になる。