神田沙也加の年運と相性 | 北落師門のブログ

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具象であれ、抽象であれ、あなたに知覚できるものはあなたではない
知覚するという行為そのものが、あなたの知覚するものはあなたではないことを示している。真実のあなたとは何なのかを見出すために努めなさい。 ----ニサルガダッタ・マハラジ

週刊文春の記事によると、神田沙也加氏は遺書を残して自死したようである。 三角関係による恋人との諍い、手術が必要なほどの喉の不調、多量の精神安定剤を日常的に服用していたことなどが重なり身投げしたようである。 おそらく、この精神安定剤の日常的服用がなければ身投げという極端な行動に走ることはなかったのではなかろうか。 過去、タミフルというインフルエンザ治療薬を服用してビルから飛び降り命を落とす子供たちが大勢出たこともある。 薬は心身に大きな影響を与えるのだ。


神田沙也加氏の出生ホロスコープと2021年春分図を合成したコンポジットチャートで年間運勢を占ってみた。 ネット情報だが彼女の出生時刻は判明している。 但し、このコンポジットチャートが年運を表すというのは私の経験的仮説であることを断っておきたい。

【年運チャート】

太陽/月=天王星
太陽/水星=火星、ノード、MC
太陽/金星=天王星
太陽/火星=ノード、MC
太陽/木星=―
太陽/土星=―
太陽/天王星=冥王星
太陽/海王星=月、金星(合)
太陽/冥王星=―
太陽/ノード=―
太陽/ASC=火星、水星、ノード
太陽/MC=火星、水星、ノード
水星/土星=太陽(合)



チャートからも太陽ハーフサムからも火星と天王星の影響がきわめて大きいことが分かる。 火星と天王星のコンビネーションは衝動的行為や事故、事件などを表す。 身投げによる自殺もその一つだろう。 ただ、上の年運チャートにしろ、プログレッションやリターンチャートにしろ、自死をズバリ予想することは難しい。 占星術という占いの限界かもしれないが・・・。

ちなみに、自死した当日(12月18日) のトランジットと出生ホロスコープを合成したコンポジットチャート(DCチャート) の太陽ハーフサムは以下の通り。 凶星 (土星と火星) の接触が一目瞭然だ。 吉星 (木星と金星) の接触はない。 身投げした瞬間の時刻 (午前) は不明なので09:00のトランジットを使って算出した。

太陽/月=―
太陽/水星=土星
太陽/金星=―
太陽/火星=月
太陽/木星=―
太陽/土星=―
太陽/天王星=土星(合)
太陽/海王星=火星(合)
太陽/冥王星=天王星、水星
太陽/ノード=火星




次に、文春の記事によると、母親である大スター・松田聖子氏とは何年間も絶縁状態にあり、会話は弁護士を介して行っていたという。 そこで、両者の関係性を、出生チャートのコンポジットチャートによって探ってみた。 両人とも出生時刻が分かっているのでASCとMCも使うことができる。

【松田聖子・神田沙也加コンポジットチャート】

太陽/月=―
太陽/水星=火星
太陽/金星=―
太陽/火星木星
太陽/木星=―
太陽/土星=―
太陽/天王星=―
太陽/海王星=―
太陽/冥王星=―
太陽/ノード=水星
太陽/ASC=―
太陽/MC=―


太陽ハーフサムは濃密なものではなく、チャートに冥王星-土星-月によるタイトなT-スクエアがあり、月/土星=冥王星(合) が成立している。 エバーチンによる解説では、このハーフサムには次のような意味がある。 母・松田聖子氏との関係性をよく描写しているのではなかろうか。

「 孤立した野心と孤独感、自分の力だけを頼りに生きて行こうとする姿勢、社会や家庭における抑圧と拘束感、過重な義務、妻または母との離別 」

ただ、月と土星は吉星の木星によって救済されており (調停アスペクト)、決定的破局に到るほどではなかったと想像できる。 親子の情愛はあったが、それを素直に表現できなかった関係性だったのかもしれない。



次に、恋人・前山剛久氏との関係性をコンポジットチャートで探ってみたところ、その太陽ハーフサムに大きな特徴があった。

太陽/月=冥王星(合)
太陽/水星=―
太陽/金星冥王星
太陽/火星=―
太陽/木星=―
太陽/土星=―
太陽/天王星=―
太陽/海王星=―
太陽/冥王星金星、月
太陽/ノード=―
金星冥王星=太陽(合)



なんと、金星と冥王星が極端に目立つハーフサムだった! 普通の幸せな関係性を持つカップルでなかったことは明らかだ。 強烈な異性愛はあったが、同時に独占欲や支配・被支配の欲求に満ちた関係だったのだろう。 文春の報道によると、沙也加氏は三角関係に耐えかねて、彼に元カノとの交際を絶つことを誓う誓約書を書かせたという。 冥王星は 「強制」 の星である・・・。


改めて神田沙也加氏が安らかに眠ることを祈る。