3902号「悩む傾向の人は、何億円も損している!」 

砂辺光次郎
講義録3902

(2015/3/16)



ご訪問、心より感謝申し上げます。



今日は、アメリカの光明思想の巨大な源流、


D.カーネギーの「道は開ける」から、学びます。




この本から、「悩む傾向の人に与える、一発逆転の秘訣」を、学びたいと思います。


・・・


まず、大事なことは、次のことを、知ることです。


知ったら、「もう、悩まないぞ!」と思う人も多いでしょう。


それは、カーネギーの次の言葉です。


・・・


「悩む傾向のある人は、何億円以上の損失を生んでいます」

具体的に言いましょう。

たとえば、悩むことで、病気が発生しやすくなっています。

さらに、悩むことで、運勢が落ちます。


悩む傾向のある人は、それほど、大きな損失を生んでいるのです。

まずこれを知ってください。

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それでは、次に、悩まないための心構えについて、カーネギーから、学びましょう。

まず第一には、「私は、もう、悩まないように生きよう。自分を変えよう。」と思うことです。

その第一歩は、次のことから、はじめてください。

(1)

まずは、今までのつらい経験や悩みを、今日に、持ってこないことです。

持ち越し苦労をしないことです。


(2)

また、

「これから大地震が来るのではないだろうか」

とか、

「十年後、二十年後、私は、年をとり、さびしくなり、苦しい人生がやってくるのではないだろうか」

などと、明日以降のことを思いわずらわないことです。

取り越し苦労しないことです。

これが、第一歩目です。

この二つは、そうしようと努力すれば、できるようになります。

・・・


実は、この考え方は、イエス・キリストの教えにもありました。


カーネギーも言い、イエス・キリストも言っている、人生光明化の、すぐれた考え方なのです。


「これからまた、大地震が来るかも知れない、自分はどんどん年をとり寂しくなる。あー大変だ、大変だ。」


などと考えるのは、いい加減にしなさいもうやめなさい、ということなのです。


そんなにおびえて生きるのは、考え方に間違いがあるんじゃないですか、ということです。


どうか、過去と未来を思いわずらうことなく、今日は、今日で、一生懸命生きる、ということに集中してください。


布団の中で眠りにつくまで、ひたすらその日のために生きることです。


(目の前の人に向かって言っています。)


・・・

(最後に注意点)


ただし、どうしようもない困難に陥っているときは、


最悪の事態を考え、やむをえないときは、それを受け入れる覚悟をすることです。


そして、落ち着いて、事態打開の道を探ることです。


これは、カーネギーが実際にそう言っているのです。


・・・


以上、悩む傾向の人に与える、三つの秘訣をお話させていただきました。