3822号「あの世はどうなっているのか?」
砂辺光次郎
講義録3822号
(2014/12/23)
ご訪問、心より感謝申し上げます。
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質問がありましたので、あの世について、お話してみます。
人間は、死んだら、あの世に行きますが、だいたい、死んで、一週間ぐらいは、自分が死んだことが、わからず、今まで通り、会社に行ったり、病院の中を歩いたり、するようです。
だいたい、四十九日ぐらいになると、導いてくれる霊がいて、あの世に旅立ちます。
ただし、どうしても、この世に執着がある人は、死んでも、なかなかあの世に行こうとせず、
たとえば、自分の土地にしがみついたり、します。
これを、成仏しない、というわけです。
なかには、自分がいることを知らせようとして、ドアを開け閉めしたりする霊もいます。
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あの世の知識が多少あるとか、信仰心があると、割とスムーズに、あの世に行けますので、信仰心は、とても、大切だと思います。
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あの世なんてあるわけないと、かたくなに信じている場合は、死んだあと、どうしていいかわからず、うろうろする場合が多いのです。
ただし、迷っている霊に、霊界について、教える仕事をしている指導霊もいますので、
その指導霊の説得が、わかってくれば、霊界へ旅立つことができます。
「人間は物質であり、魂などない。死ねば、物体になるだけだ。」などと、確信している人は、霊界への旅立ちがかなり困難だと思います。
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あの世は、いくつもの、層に分かれています。
地獄的な思いの人たちが集まる世界、
気の良い善人たちが集まる世界、
リーダー格の人たちが集まる世界、
利他の思いに満ちた人々が集まる世界、
など、いろいろな世界があります。
どういう霊界に行くかは、結局は、「自分の魂に合うところに行く」ということになります。
今、自分はどのような心境なのか、それを思えば、行く世界が、決まります。
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芸術系の人でも、地獄的な思いの人から、天国的な人、さらには、世界の文明に影響を与えるような人と、いろいろあるわけです。
それぞれに合う霊界に行くことになります。
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この世で亡くなった人は、霊界に行き、数十年から数百年、霊界に居ます。
実は、霊界が、本当の世界なのです。
私の周囲の人は、だいたい、幕末に、この世で生きて、死んだあと、霊界に行き、そして、今また、地上に降りてきています。
だいたい、百年ぐらいは、霊界に居たわけです。
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霊界は、非常に居心地のいい世界であり、年齢も自分の好きな年齢になって、過ごすことができます。
霊界も忙しく、それぞれの仕事を分担して、行っています。
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霊界が、本来の世界であり、居心地もいいのですが、
長くいると停滞感があるため、「また、地上に降りて、修行しよう」と、決意して、下りてくるのです。
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そのとき、大事なことは、生まれる親を決める、ということです。
私たちは、親を選ぶとき、たいていは、深い縁のある人を選びます。
「地上での修行に、一番合う人を選ぼう」と思って、選んでいるのです。
たとえば、前世から、つながりのある人を選びます。
そして、「今度、親になってください。よろしく。」と頼むわけです。
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そして、親が先に地上に生まれて、しばらくして、母親のおなかの中に、魂として、飛び込んでいくわけです。
この記憶は、生まれると消えます。
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今日は、この世とあの世について、質問がありましたので、お話させていただきました。
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