3800号「人生の目的」
砂邊光次郎
講義録3800号
(2014/12/2)
ご訪問、心より感謝申し上げます。
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人生の目的という大きなテーマについてまた皆さんと考えたいと思います。
大乗仏教では人生の目的を「上求菩提・下化衆生(じょうぐぼだい・げけしゅじょう)」であり、その究極目標は「光明荘厳(こうみょうしょうごん)世界」にあると教えていますが、見事に喝破していると感じています。
簡単に訳すと「自分は成長を、人には幸せを。」「皆で輝くばかりの素晴らしい世界をつくりましょう。」ということだと思います。
ここに人生の目的が見事に表現されていると感じています。
そのときの心構えが「利自即利他(りじそくりた)」、つまり、利己的なのもいけないし自己犠牲もいけない、私と他者が同時に幸せになれる方法で行きましょう、ということだと思います。
私たちは誰もが大きな目的を持って生まれてきました。
小さな目的のために生まれたのでもないし、遊ぶために生まれたのでもないと思うのです。
大きな目的を持って生まれてきたと思います。
人生の大目標を「天命」といいます。
「天」という言葉がつくのは天から降りてきたからだと思います。
自分がこの世に天から降りてきたときに、いっしょに持ってきたものだと思います。
自分の「天命」は他人にはわかりません。
天命は自分でつかむしかないと思います。
ヒントは小さいころの夢、大好きなことなどにあると思います。
よく言われていますが、人間は脳の3%しか使っていません。
しかし人生の目標をつかむと無意識が動き出します。
無意識は表面意識の百倍のパワーがあると言われていますから、無意識が動き出せば誰でも天才や偉人になれると思います。
たとえばエジソンや龍馬は落ちこぼれでしたが、天命をつかんだあと、仕事に夢中になり気がついたら「天才」や「偉人」になっていたと思うのです。
私たちも天命をつかみ、プラス思考で進んで行ければいいなと思います。
それが人生成功の道ではないかと思うのです。
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