3482号「なぜ、嫌いな人が近くにいるのか。なぜ、対立するのか





砂邊光次郎

講義録3482

(2014/1/13)




ご訪問、心より感謝申し上げます。


・・・








近い関係の人をきらいになる傾向の人は、


結論から言えば、ほとんどの場合、


自分がきらいな人なのだと思います。




では、なぜ、 


「自分がきらい」な人は、他人が嫌いになるのでしょうか。

それは、こういうことです。つまり、



「自分がきらいな人」は、

近くにいて慣れてきた人を「自分と同一視」して、

「自分をきらうように」きらってしまう、



ということなのです。




 自分がきらいな人は、近付いてくる人を、自分のように感じ、



「自分をきらうように、その人をきらう」のです。 



「他人がきらい、イコール、自分がきらい」



ということなのです。



 他人がきらいな人は、実は、自分がきらいなのです。

 ですから、近くにいる慣れてきた他人をきらってしまう人は、



それを解決するためには、



自分を好きになることが先決問題だと思います。

 他人とうまく交流できるためには、自分を好きになることが第一の条件なのです。






 自分がきらいな人の特徴は、心を閉ざしている、ということです。




 自分がきらいな人は、たいていの場合、



「親から愛されていなかった」、



「自分は、親から認められていなかった」、



という「強い思い」があるのです。




 また、自分がきらいな人は、深いところで「自信」がありません。



 したがって、自分がきらいな人は、「他人の前で演技をする」のが普通になっています。



 演技が習性になっています。


 この
本当の理由は、心の奥深くで「他人への恐怖心」があるからなのです。

 どんな恐怖かと言いますと、

「自分の本当の姿を知られたら、他人から何か言われる」、



「見下される」、



「自分を否定される」、・・・



そういう恐怖があるのです。

 もともと、小さい頃から親子関係で、そういった恐怖を味わってきたのです。

 ですから、大人になってもまた、同じようにやられるだろう、という恐怖があるわけです。

 だから、心を閉ざし、演技するわけです。

 したがって、他人の前で、



「本当の自分の性格、本当の自分の願望、・・・」



こういうのを隠すようになるわけです。

 隠さないと、やられるという恐怖があるから、隠すわけです。




 もしもあなたが、こういうふうに、自分が本心を隠し、演技していると感じているならば、



あなたは、自分をきらいになっている可能性があります。

 なお、自分ぎらいがさらに進むと、「うつ」や「無気力」の原因にもなります。




 解決策は、幼少時の親子関係を考え直してみることです

 たいていの場合、そこに原因があるからです。

 この反省の場合、浅い反省では、なかなか解決までに至りません。

 深く深く、自分の幼少時の親子関係を思い出す必要があります。

 そのため、一回だけではなく、何回か、徹底して思い出す必要があると思います。

 何回も、徹底して、深く深く、幼少期の反省に入っていく必要があると思います。

 そして、幼児期の親子関係の中で、真の原因を探ることです。

 「あのときのあの言葉で、自分は心を閉ざしてしまった。」

そういうことを、思い出すことです。

 ほとんどの場合、原因となった「事件」が心の奥深くにしまわれ、



自分で、心にふたを閉めてしまっている可能性があります。

 ですから、えぐり出す必要があるのです。

 そして、客観的に見ることです。

 客観的に見て、



「あー、こんなことを親に言われ、自分はこんなふうに心を閉ざしたのだな。」



と冷静に判断することが必要です。

 こうすることを繰り返すことで、かなりの部分、解決できます。




 そして、次には、「他人は怖くない」「他人は自分を責めて来ない」と知ることです。

 そのために、過去の自分の「成功体験」を思い出し、ためしに本当の自分を少しずつ言ってみることです。

 (全て言う必要はないと思います。言うべきでないこともあるはずです。)

 そして、成功体験を積み、他人は責めてこない、という自信をつくることです。

 こうしたことを繰り返して、徐々に恐怖感を取り、心を開放していくことが、自分ぎらい、他人ぎらい克服の道だと考えます。


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