2431号「心の葛藤を解決して、幸福になろう!」
(以前の記事ですが、たくさんの方に読まれていますので、一部、書き直して、再び記事とさせていただきます。
読者の皆様には、感謝申し上げます。)
・・・
いろいろな人と語り合う中で、多くの人が以下のよ
うな問題を心の中に抱え込んでいて、それが重石となって、なかなか幸福な生活へと飛び立てないことがわかった。
それを、列挙すると・・・
1、近い人をだんだんきらいになる。だから友達ができない。
2、未来を暗く考える。なぜか不安と恐怖がある。
3、フランクに人と交流できない。緊張してしまう。
4、人から攻撃される。いろいろ言われて、心に傷がつく。
・・・・・
今日は、この四つを解決する方法について考えてみたい。
この四つが解決できれば、本来の輝く人生が実現しやすくなるだろう。
明るい気持ちと、発展と希望に満ちた人生を、実現することが、できるだろう。
以下、解決策を考えていきたい。
・・・
1、だんだん親しくなってきた人が、うっとうしく思えてくる人がいる。
長くお付き合いするようになると、その人のことがいやになってくる。近い関係の人をきらいになってくる。
こういう人がいる。
こういう人の場合、だんだん親しくなってくるにしたがって、その人がだんだんといやになってくるので、結局親しい友達がいつまでたってもいない。
どうしてこういうように、なるのだろうか?
結論から言えば、こうした人の原因は「自分がきらい」ということだと思う。
自分がきらいだから、親しくなるにつれて、他人が嫌いになってしまう。
こういうことだと思う。
・・・
ではなぜ自分をきらいになったのだろうか。
これも結論から言えば、ほとんどの場合、長い間、親の期待に合うように本当の自分を押しつぶしてきたからであると思う。
親の前で、本当の自分を出すのがこわかった。
そして成長してからも、周りの人に恐怖を感じ、自分の本当の姿を出すことができなかった。
だから自分が、表面と本心とが分裂していた。
そういう自分をきらいになった。
そういうことだと思う。
解決策は「本当の自分を出す」ことである。
今までは偽りの自分を出していた。
自分を演じていた。自分を飾っていた。
これからは「本当の自分を出すこと」である。
そうすると周りから抵抗がくるだろう。
たとえば、周りの人は、「本当?」と驚いたり、「なんで急に?」と言うかも知れない。
「どうしたんだ?」とたしなめる人もいるだろう。
あなたを変えさせないようにする人もいるだろう。
だから、なかなか本当の自分を出すのは大変だ。
しかし逆風を突かないといけない。
そうしないとこれからも自分はイキイキと生きることができない。
だからここは突破しなければいけない。
これが、最初の解決策と思う。
ぜひ、よく考え、実行してみてほしい。
・・・
次に、
2、未来が暗い、というのは、いろいろな原因があると思う。
たいていの場合は、ある時期に「絶望」を精神に深く刻んでしまったのだと思う。
何かの絶望的な体験があった。
それは、幼少期の親子関係でつくられたのかもしれない。
あるいは、青春期かもしれない。
とにかく、自分にもはや未来は無い、という絶望を心に深く宿してしまったのだと思う。
未来に希望が無いという絶望感を幼い頃に体験したか、あるいは成長してから、心に、相当の傷を受けたのだと思う。
ある男性は、「父親の女性関係にがまんしていた母親の、深い怒りと恨みに影響を受けた」と言っていた。
・・・
あるいは、「人に変に思われる」「人にきらわれるのがこわい」「人に見下されるのが怖い」「捨てられる可能性がある」などという対人関係の怖さから、未来が怖いということになった人もいる。
弱い性格だから、他人が怖く、その延長上で、未来に不安を感じ、未来が怖くなってきた、という人もいる。
・・・
解決策は、まずは、なぜ自分が未来に絶望するようになったのか、その原因を考えることだと思う。
幼少時や青春期になぜ自分がマイナスの念いを持つようになったのかを考える。
頭が悪いと言われたのかも知れない。外見を笑われたのかもしれない。何かがあったのだと思う。
・・・・・
次に、対人恐怖を乗り越えることである。
方法は、自分のありのままを出しても他人は怖くない、という経験を積むことである。
・・・
未来が怖い、という場合には、「情報不足のために未来が怖い」、ということもあるので、情報を集めることも大事だと思う。
こうしたことをすることによって、自分がだんだん強くなり、未来に対しても不安がなくなると思う。
・・・・
3、人とフランクに交流できない。
これも、原因は、本当の自分を出していないということからきていると思う。
それも幼少期のころに深い原因があると思う。
とくに、もう忘れているような時期に原因があると考えられる。
だから、まずは、ありのままの自分を許し、好きになり、外に出すことだ。
こうすることで、自信を持ち、堂々とすることができるだろう。
(今回は、ここまでとします。後日、続きを書きます。)
///
砂辺光次郎
講義録2431
(2011/3/13)
ご訪問、心より感謝申し上げます。