2417号「気が小さい人は、どう生きたらいいか」
砂辺光次郎
講義録2417
(2011/2/27)
ご訪問、心より、感謝申し上げます。
(質疑応答の一部です。)
「気が小さい」という悩みの人がたくさんいます。
私も、何度も、質問を受けてきました。
今日は、それに対して、お答えしたいと思います。
結論は、「気が小さいと言うのは、長所である。」ということになります。
安心して、聞いてください。
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今日の話は、斎藤茂太さんのご著書、『気が小さい人ほど、うまく生きられる』に基づいてお話しますね。
この本を参考にして、言いますが、
気が小さい人には、いい面がたくさんあるのです。
以下、それについて、話しますね。
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まず、気が小さい人は、無鉄砲ではないので、
とんでもないひどい事件は起こさない、ということです。
私の知っているある男性は、逆に、気が強いため、失敗ばかりしています。
この男性は、たまに、たいへんな事件を起こして、その結果、友達を失ったり、家族に嫌がられたりして、ずいぶん、寂しい思いをしています。
気が小さいために、大事件を起こさず、平穏に生きていけるのは、いいことだと思いますよ。
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それから、気が小さい人は、「危ないことにならないように」と、いつも、アンテナを張って、注意していますね。
これも、いいところじゃないですか?
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それから、謙虚ですし、繊細です。
他人への思いやりがありますし、
また、怒られ上手です。
ということで、人に好かれますね。
人間関係を、ギスギスしないので、すごく、いいと思いますよ。
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そのほかにも、いい点がたくさんありますよ。
たとえば、孤独や、人間関係のつらさに、人並以上に耐えることができます。
あ
(ただし、一部の人ですが、慣れた人間関係で、調子に乗って、かえって、嫌われる場合もあります。
また、残酷な行為をする人もいます。
この辺は、注意した方がいいですね。)
・・・
さらに、気が小さい人のいい点を述べますが、
まじめにコツコツと努力する人が、けっこう多いですね。
その結果、その努力が、報われて、人生いい方向に行きます。
非常にいいことですよね。
気が小さい人の、いいところは、以上です。
気が小さいというのは、長所ですよね。
長所だと思いますよ。
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最後に、欠点をひとつだけ言います。
これは、ご自分でも、気づいていることだとは思いますが、
「臆病であるために何も行動が起せないまま、年月がたっていく。」ということです。