2406号「エジプト・ムバラク政権崩壊。日本はどうしたらいいか?



砂辺光次郎
講義録240
(2011/2/16)



ご訪問、心より、感謝申し上げます。



昨日は、ムバラク政権崩壊後、


エジプトに、反アメリカ政権が樹立するだろう、


というお話をしました。


そして、アメリカの、世界の警察官としての役割は、一段と弱まるだろう、というお話をしました。



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さて、日本はどうするか、ということですが、


基本的には、アメリカ、インド、ロシア(まだ、親日です)、オーストラリアと、関係を良くして、


軍事拡張主義の中国に対して、けん制していることが大事だと思います。


そして、中東に対しては、中立的な立場を、維持することです。


この辺が、基本かなと思います。


(私の考えではなく、最良の、国際関係論を、まとめた意見です。)


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日本の危機は、ほとんどの国民が、感じています。


北方領土、尖閣諸島、竹島と、領土を侵害されつつあり、


経済も停滞し、国の借金が、増える一方です。


まず、原因を考えたいと思います。


こうした、日本の衰退の原因は、どこにあるのでしょうか。


・・・


私は、究極の原因は、戦後65年間続いてきた、戦後教育にある、と考えています。


戦後教育の、どこが問題かといいますと、ここでは、二つ述べますが、


ひとつは、武士道、禅など、あるいは、それに変わる、精神的バックボーンを、教えなかった、ということです。


そのため、戦後65年間、日本人は、精神的支柱のない、こんにゃく状態で、生きてきたと思います。


個人的には精神的バックボーンは、あるかもしれませんが、日本人総体としては、それはなかったと思います。


(つまり、アメリカの、占領政策が、みごとに、成功したわけです。)


二つ目の問題点は、愛国心を教えなかったことです。


国を豊かにしようという心のもとは、何と言っても、やはり、愛国心です。


愛国心があるからこそ、自分の国を豊かにしよう、とみんな頑張ることができるのです。


(ちなみに、愛国心の、さらに根源は、家族愛や、地域愛だと考えます。)


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精神的バックボーンとなる、倫理、または、宗教的素養、


そして、愛国心、


この二つが、教育から、排除されてきたため、日本は、ここまで、衰退してきたと、思うのです。


解決策はありますが、それについては、後日、また、語ります。


今日はここまでとします。ありがとうございました。