1612号「岡本太郎の成功論」
講義録1612
(2009/4/23)
(「爆発してみろ!」と岡本太郎は叫んだ。)
岡本太郎は、縄文土器を目の前にして、その激しさに圧倒され、我を忘れて叫びそうになった。
「縄文土器の凄さを見ろ。今の人間につくれるか。」
「激しく追いかぶさり、重なり合って、隆起し、下降し、旋回する」縄文の文様。
「これでもか、これでもかと迫りくる緊張感」。
この圧倒的な自己主張に思わずのけぞり、叫びたくなる衝動に駆られた。
・・・・・・・・・・・・・
岡本太郎は「大阪の万博」で何か創ってくれと頼まれたとき、真っ向から万博に対立したい衝動に駆られた。
「何が「進歩と調和」だ、と万博のテーマに激しく反発し、ついに、メイン会場の天井をぶち破る「太陽の党」を創った。」
・・・・・・・・・・・・・
岡本太郎は、内から湧き出る情念を放つ。
その生き方は、縄文の火炎土器そのものである。
「みんな均衡だとか、調和だとか、そんな生ぬるいものを求めている。
オレは、不均衡で美しくないものを創りだす。
自分を殺して出来上がった調和など、ぶち壊す。
これが芸術なんだ!」
岡本太郎は、こう叫んだ。


