1471号「人生の目標をつかむ法」


 砂辺光次郎

 講義録1471号

 (2008/12/13)


 ★次回以降の予定★

 「ビートたけしの成功論(5)」

 「本当に情熱的に生きたいのなら」

 「環境は変わる」

 「説明できないこと」

 ・・・・・などです。

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  (ここから本文です。)



 1471号「人生の目標をつかむ法」



 1、


 まず原則論ですが、


 目標は、できる限りひとつにしぼることです。


 しかも、できるだけ「狭い」方がいいのです。


 そのほうが、エネルギーが分散せず、達成する可能性が高いからです。


 たとえば、目標をノーベル賞にするということでしたら、この分野のここのところで賞を取る、というのがいいわけです。


 (これは私が言っているのではなく、たいていの成功論で言っていることです。)



 2、


 次に、実際の目標のつかみ方です。


 ここでは、ポール・J・マイヤー氏の成功論を参考にして書きます。


 まず、人生をいくつかの分野に分けます。


 たとえば、


 「家庭生活」

 「健康」

 「経済面」

 「社会的成功など」

 「教養、学問、技術面」

 「精神的豊かさや悟り」


 などの分野に分けます。


 そして、それぞれの分野で「自分が目標にしたいこと」を書いていきます。


 書き終えたら、各分野の中で、優先順位一位の目標を選びます。


 最後に、各分野の優先順位一位の目標の中で、自分がもっとも目標としたいことを選びます


 これが、自分の最高の目標になります。


 (他の目標は、捨てるのではなく、優先順位一位の目標を実現するための「支え」と考えます。)



 3、


 なお、このように各分野に分けて考えると、かえって心がとらわれて自由に羽ばたけない、という人もいます。


 その場合は、分野を分けず、ゆったりと座禅や瞑想をするといいと思います。


 リラックスして、意識が伸びやかになり、


 他人の目も意識しないようになり、自分の過去の経験も自分の能力の制限も忘れて、心が自由に羽ばたいたとき


 自分の本当の願望がわかる瞬間があります。


 その方法でもいいと思います。



 4、


 目標は、本心からの目標でないと意味がありません。


 目標を考えるときは、心の扉を大きく開いて、自由に、羽ばたき、どんどん夢を膨(ふく)らませて書くことです。


 人から見られたら恥ずかしいことでも書いていいのです。


 (したがって、人に見せないほうがいいと思います。)


 自分がウキウキ・ワクワクするところまで、遠慮なく大きな夢を描くことです。


 自分の能力や過去の実績など考えないことです。


 (じつはここは、すごく大事なことなのです


 「限定してはいけない」というのは、目標設定の原則なのです。)


 自由に大きな夢を描き、そして、「ここまでいったら死んでもいい」と思えるような夢を描くことです。


 ・・・・・・・・・


 以上、人生の目標のつかみ方について書きました。


 参考になりましたら幸いです。