1402号「ビートたけしの成功論」


 砂辺光次郎

 講義録1402号

 (2008/10/22)


 ★次回以降の予定★

 「岡本太郎の成功論」

 「無門慧開の成功論」

 「本田宗一郎の成功論」

 「山岡鉄舟の成功論」

 「鑑真和尚とピカソの成功論」

 「やる気のないヤツの成功論」

 「気の弱いやつの成功論」

 「頭の悪いやつの成功論」

 「総スカン食っているやつの成功論」

 「ライト兄弟・ディズニーの成功論」

 「幸福になる瞑想」

 「神田昌典の成功論」

 ・・・・・などです。


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  (ここから本文です。)


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 1402号「ビートたけしの成功論」



 ビートたけしさんは、多くの人から「天才」と言われ、特別扱いをされています。


 また、最近では、テレビでの成功を超えて、文化人として、大変なご活躍をされています。


 どこにこの成功の秘訣があるのでしょうか?


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 ビートたけしさんは、今まさに、成功の階段を猛烈なスピードで駆け上がりつつあります。


 テレビなどでその活躍を見ている私たちにとっては、どん底から大成功者になりつつある人の姿を、リアルタイムで見ている、という感じがします。


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 たけしさんの成功のすごさは、頂点の自分だけではなく、すそ野であるお弟子たちも一緒に盛り上がっている、というところです。


 (たとえば、東国原さんが宮崎県知事になるなど。)


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 ビートたけしさんの成功の原動力は何なのでしょうか?


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 (目次)

 1、ラサール石井説。

 2、座頭市の仕込み杖(づえ)。

 3、人間的魅力。

 4、林屋三平さんタイプ。

 5、謎。


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 1、ラ・サール石井説。


 ラ・サール石井さんによると、ビートたけしさんの成功は


がけっぷちの闘いを続けているからだ。


ということになります。


 一つのお笑いのパターンができかかったと思うと、それをこわして、まったく新しいことをやってしまう。


 お客の期待をひっくり返して、まったく新しい展開をしてしまう。


 たとえば、お笑いから、冷酷な映画へ、というのも衝撃的でした。


 こうして、常に自分が先頭に立ってがけっぷちの戦いを続けている、ということです。


 たけしさんのこうした生き様のすごさが、周囲の人に凄(すご)みを与えているのではないかと考えられます。


 そういえばこういう話を聞いたことがあります。


 映画監督の故・深作欣二さんがタケシさんと始めて会ったとき、


「目が笑ってない。修羅場をくぐり抜けてきた男の顔。」


と凄(すご)みを感じたそうです。


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 2、座頭市の仕込み杖(づえ)。


 カンヌ映画祭でチョンマゲをかぶりました。


 小学生のようなかぶりものを、今でもしています。


 なぜあのようなことをするのでしょうか?


 また、「自分の家はひどかった。自分は最低だった。」といつも言っています。


 なぜ、いつも自分の評価を下げてしまうようなことを言うのでしょうか?


 ここには、芸能界を生き抜く「戦術」が奥に仕込まれていると感じます。


 それは、敵を作るのを避け、芸能界という荒波を乗り越えていくための、ひとつの処世術だと感じます。


 それも、考えてやっているというよりも、持って生まれた明敏さで、本能的にやっている、という感じがします。


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 座頭市の映画を観たとき、はっと思いました。


 座頭市は本当は目が見えていた。そして、仕込み杖(づえ)をいつも持っていた。


 ビートたけしさんご本人の投影ではないか、と感じたのです。


 (それは、そのあとの「TAKESHI'S」を観たとき、さらに確信しました。


 彼は、表に出ている自分の背後に、もう一人の冷静な自分がいつもいるのです。)



 (まだ途中です。次回以降続きます。)